「防護服環境対策」
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アゼアス株式会社
代表取締役社長 鈴木 裕生さん
1970年慶應義塾大学経済学部卒業。72年同大学大学院経済学研究科修士課程修了。73年蝶理株式会社入社。77年東京千代田屋入社。78年当社取締役就任。88年当社代表取締役就任。2010年JASDAQ上場。
住所: 東京都台東区蔵前四丁目13番7号
TEL:03-3865-1311 設立: 1947年5月 資本金:887,645,391円
http://www.azearth.co.jp/
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―株式公開おめでとうございます。今年で設立63周年ですが、株式公開の目的について教えてください。
お陰様で、弊社は4月16日に、JASDAQ市場に上場させていただきました。弊社は、1947年設立の千代田屋と1954年設立のニチウラが、1998年に合併し、存続会社を千代田屋とし、現在に至っております。設立当初は、千代田屋がたたみ、アパレル資材事業を、ニチウラがアパレル資材事業を行っていました。現在は、1970年代後半から開始した防護服・環境資機材事業が主力です。株式公開の目的は、防護服の認知度を高め、会社の知名度を上げていくためです。
―防護服・環境資機材事業について教えてください。
米国のデュポン社が開発したタイベック®防護服や、アスベスト処理用資機材を中心に販売しています。弊社では、世界中で使用されているタイベック®防護服・タイケム®化学防護服を、総輸入元である旭・デュポン フラッシュスパン プロダクツ?の戦略的パートナーとしてマーケティング活動を行い、日本国内で販売を行っています。
―防護服・環境資機材事業における貴社の強みを教えてください。
まずは、日本における化学防護服製造・販売のNo.1企業であり、中央省庁、地方公共団体、企業、病院、保健所、研究所等の幅広い顧客基盤を保有している点です。2番目として、世界No.1シェアの米国デュポン社製タイベック®防護服、タイケム®化学防護服を、国内で、ほぼ独占的に供給していることです。3番目としては、防護服に関してトータルソリューションサプライヤーであり、自社企画商品の提案から、導入・教育サポート、各種資機材の提供まで、ワンストップでサポートできることです。
―環境資機材事業の環境資機材について説明してください。
弊社では、アスベスト除去作業や焼却場のメンテナンスや解体作業などにおいて、作業者の安全を守るための資機材を販売しています。負圧除じん装置は、移動式で局所的に排気ができます。エアシャワーは、アスベスト除去作業等で、防護服や人体に付着した粉塵を取り払う機器です。HEPAフィルター付真空掃除機は高性能微粒子フィルターが付いており、吸い込んだアスベスト等の粉塵を外に逃がさない産業用の特殊掃除機です。弊社では、これらの資機材を単に販売するだけでなく、安全な作業環境を実現するための導入に向けた提案、導入後の教育等、総合的なソリューションを提供できます。
―防護服の主要な用途を教えてください。
タイベック®防護服、タイケム®化学防護服は、危険度の低い汚れ作業対策から、危険度の高いアスベスト、ダイオキシンなどの作業、新型インフルエンザなどの感染症対策に対応しています。さらに最近は、化学物質・化学薬品対策、生物・化学テロ対策などの危険性が極めて高い作業まで用途も幅広くなってきています。
―この事業の特徴を教えてください。
防護服製品は、使い切り(リミテッドユース)という性格であり、一度納入すると継続的な販売が期待できます。専門知識を有する当社社員が作業環境に応じた適切な防護服・保護具を提案し、納入に際しては着脱トレーニングを行っています。製品は主に全国約3000の代理店を通じ販売しておりますが、弊社物流センターでは午前中発注に対して当日出荷することで緊急の需要にも対応しています。
―主要な販売先はどちらですか。
感染症対策は中央省庁、地方公共団体、病院、企業、検疫所、家畜保健所、研究所、ワクチンメーカー等に、放射性粉塵対策は電力会社に、生物・化学テロ対策は消防等に、アスベストやダイオキシン対策では工事施工業者に、汚れ作業対策は鉄鋼関連、自動車関連企業を中心に様々な業種へ販売しています。
―今後の経営戦略を教えてください。
弊社は防護服・環境資機材事業をグループの成長ドライバーとして位置づけしております。今後は、化学防護服市場を深耕し、隣接分野市場を開拓していきます。商品開発に強いトータルソリューションサプライヤーとして、防護服業界に確固たる地位を築いてまいります。
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2011年9月号:代表取締役の異動と今後の抱負(アゼアス 沼尻 俊一 氏)
※全文は「THE INDEPENDENTS」2010年7月号 - p12-15にてご覧いただけます