「SEO対策におけるバリューアップ戦略」

?　Web・SEO・・・それをお金に換える仕組み作りが重要
宮川：｢弊社の強みはWebサイト制作が出来て、SEO対策に明るいことに加え、“それらをお金に換える仕組みを理解していること”です。個別分野での専門家は大勢いますが、webビジネス全体を理解できている人は非常に少ないのが現状です。

?　収益事業と非収益事業に注力する
宮川：弊社はSEOサービスを中心とする収益事業と、非収益事業との2本柱で展開しています。非収益事業である就職活動支援サイトや日本ロマンチスト協会の活動はネットワークを作る手段として大きな意味があります。様々な事業分野にチャレンジしていく中で、どれかが拡大し、収益につながればよいという考えです。

※　日本ロマンチスト協会
“大切な人を世界で一番幸せにできる人”をロマンチストと定義づけ、 “大切な人を幸せにするチカラ＝ロマンス力”を伝えていく平和活動のムーブメント。5月には「ジャガイモ畑の中心でロマンスを叫ぶ」というイベントを長崎で開催。 (　http://japan-romance.com/　)
―SEOはいかに多くの優良なリンクを仕入れるかがポイント
宮川：｢良いサイトから、どれだけ多くのリンクを貼られているか｣が検索順位の上位に表示させるためのメカニズムになっています。つまり、SEO事業はクライアントからいただくお金で、どれだけのリンクを買うか（＝仕入）で勝敗が決まります。 そこで、弊社は中国で日本のサイトを作成し、優良な日本サイトのリンクを所有して、対策に活用しています。

＊　SEO(Search Engine Optimization)･･･サーチエンジン最適化。Yahoo!・Googleなどの検索サイトの検索結果ページの上位に自らのウェブサイトが表示されるよう工夫する技術やサービス。

―SEOサービスの効果には限界がある
宮川：しかし結局のところ、SEOは検索エンジンとのイタチごっこになってしまいます。検索サイトがそのロジックを変更した途端、今までのSEO努力は水泡に帰してしまうからです。検索順位が1位になったサイトがあっという間に検索下位に落ちていく様子を見て、SEOサービスとは別の展開を考える必要性を強く感じました。特にITの分野ではひとつの技術に固執してしまえば、あっという間に時代に取り残されてしまいます。

―自分のサイトにSEO対策をして価値を高める
宮川：そこでお客様のサイトにSEO対策をするのではなく、あえて自分たちでサイトを立ち上げ、それに対してSEO対策をすることにしました。中古車の比較サイトを立ち上げ、カーセンサーのwebに誘導するアフィリエイト型モデルにしました。これも一種の“中古車”というBIGワードに注目したSEO対策です。最近では“地デジ”や“企業倒産”や“クレジットカード”というキーワードのサイトを運営しています。

※全文は「THE INDEPENDENTS」2009年7月号にてご覧いただけます