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「肌チェックの美容SNS」

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株式会社洛洛.com
代表取締役 安達 貞雄さん

1971年 京都府生まれ
京都成章高校卒業後、専門学校を経て
1991年 独立系ソフトウェア会社入社
2006年 当社設立、代表取締役就任

設 立:2006年10月 資本金:85,250千円
所在地:京都市中京区御池通間之町東入ル高宮町206御池ビル6階
事業内容:システム・ソフトウェア開発、美容SNS「Beautécam」の運営 従業員:17名
http://e-rakuraku.com/

―「Beautécam(ボーテカム)」とは、どのようなサービスですか。
専用レンズで30倍に拡大撮影したシミ・キメ・毛穴などの肌画像を、スマホを通じて自動分析します。解析結果は友達同士で共有でき、自分と同じ肌質の人がどのような化粧品を使っているかも分かる美容ソーシャルアプリケーションです。

―デパートの美容カウンターでも肌チェックやアドバイスを受けられますが。
美容カウンターでの化粧落としは面倒ですし、その場で商品を薦められる事に抵抗を感じる人もいます。「Beautécam」は自宅のお風呂上りにスキンチェックできるような気軽さが特徴です。今年5月からは、専属ビューティーアドバイザーによる無料美容カウンセリングサービスも始め、『自宅で肌チェック』のコンセプトをより明確化にしています。

―ユーザー状況について教えてください。
2012年3月サービス開始以来、国内ユーザーは2万人になりました。自分に合った化粧品を自分で選びたいという人が増えているようです。女性7割ですが、男性も3割と多く日本特有の文化を感じます。

―美容SNS「Beautécam」事業はどのように開始されたのですか。
受託開発で培った画像解析技術をベースに、2006年にケータイ向けスキンチェックサービスを始めましたが、事業的には苦戦していました。2009年のアメリカ訪問でソーシャルサービスの急速普及を肌で感じ、2010年に美容特化型SNSへの事業転換を決断しました。現在の会社収益は受託開発が主ですが、既に人員リソースの7割は美容SNS事業にシフトしています。

―ビジネスモデルについて教えてください。
アプリは無料ダウンロード、専用レンズは945円でアマゾンで販売しています。化粧品キャンペーンサービスとして専用レンズを販売もしています。今後は化粧品メーカーや美容エステをオーナーとする美容SNS運営、商品レコメンドやマーケティングデータ提供による収益を伸ばしていきます。

―化粧品の口コミサイトは競合先になりますか。
当社は美容化粧品メーカーとユーザーを繋げる媒体として、信頼できるデータを保持するデータベースを構築していきます。口コミサイトや検索サイトなどの広告モデル型の比較サイトとは、競合面もありますが協業もできると思います。

―知的財産戦略について教えてください。
専用レンズを活用したビジネスモデル特許をPCT(国際)出願しています。専用レンズの先端にある認証チップで、肌質チェックはもちろん、化粧品情報なども読み取れるように工夫しています。

―株主には、経営陣だけでなくエンジェル投資家もいます。
美容SNSを一緒に取り組める人や、事業に賛同する人に出資いただき、マーケティング支援や経営アドバイスを受けています。出資いただく事でお互い本気になります。

―株式上場についてはどのようにお考えですか。
「Beautécam」を始めてからIPOの必要性を感じています。事業会社との提携や、開発・広告プロモーション、海外展開へ向けた資金調達も検討しています。

―マネジメント体制について教えて下さい。
取締役の藤野とは10年来の仕事仲間で、2006年に二人で創業しました。今後は管理担当者や外国人従業員採用、社外取締役も導入し、マネジメント体制を強化していく方針です。

―社名「洛洛.com(ラクラクドットコム)」の意味を教えてください。
洛は都を意味し、洛中洛外は京都全体を表します。それにコミュニティのcom(コム)を合わせました。京都の歴史や伝統に調和したIT技術を「古都・京都」から世界へ発信するという想いを込めています。

※全文は「THE INDEPENDENTS」2013年6月号 - p6-7にてご覧いただけます