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「日本発モバイル事業戦略」

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株式会社ゆめみ
代表取締役 深田 浩嗣さん

1976年 京都府生まれ。1995年 洛星高等学校 卒業。1999年 京都大学工学部 卒業。2000年 京都大学大学院情報学研究科在籍中、代表取締役CEOの片岡俊行、取締役最高技術責任者中田稔と共に株式会社ゆめみ設立。2005年 代表取締役社長就任(現任)

【東京本社】東京都世田谷区三軒茶屋2-11-23 サンタワーズB棟 7F
【京都本社】 京都府京都市下京区烏丸通四条下ル水銀屋町620番地 COCON烏丸 4階
設立:2000年1月27日  資本金:272,000,000円
http://www.yumemi.co.jp/

―事業内容について教えてください
深田:モバイル分野でソリューション事業とメディア事業を展開しています。ソリューション事業は法人向けに売上比率は8割です。メディア事業は6月よりソーシャルゲームの提供を開始し、今期売上比率2割を見込んでいます。

―法人向けとは違い、BtoCであるソーシャルゲームは予測が難しい事業と思いますが
深田:確かに難しいと思います。ただ、新しい成長分野に挑戦したいと考えている当社としても取り組まなければいけない事業だと思います。BtoC分野では2001年から携帯端末向けメールマガジンの発行スタンド運営事業の経験ノウハウがあります。今年7月にその事業を売却して、現在はGREE上に「偉人伝心」というタイトルでソーシャルゲームを提供しています。

―モバイルEC事業の先駆者ですね
深田:2001年に女性向けECサイトをパートナーと立ち上げ大成功しました。今でも海外からはモバイルECの成功例は珍しくとても驚かれます。

―モバイルとPCでは事業的にどこが違いますか?
深田:モバイルは端末の種類が圧倒的に多くて、画面サイズや解像度の違い、絵文字の対応など各仕様への対応がPCと比べると格段とハードルが高くなります。

―貴社の技術的な優位性は?
深田:黎明期から毎年100機種以上登場するモバイル端末への個別の対応をしているので、画像変換や絵文字へのモジュール化の対応、さらに近年では大規模案件での負荷分散技術があります。

―ソリューション事業の特徴は?
深田:新たな技術課題に挑戦している点で特徴があります。パートナーとしてお声がけいただく会社からも「誰にも出来なかったこと」を依頼されるケースが多々あります。モバイルコンテンツが市場の中心だったころは、大手企業を中心に300サイトほどを手掛けた実績があります。大量メール配信の『mobmail』も日本マクドナルドなど1000万以上の会員様向けサービスへの採用例もありますし、月商数億のeコマースのサイトでは弊社パッケージソフト『Mercury』をお使いいただいている例もあります。

※全文は「THE INDEPENDENTS」2010年12月号 - p6-7にてご覧いただけます