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「セキュリティ機器の新市場戦略」

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株式会社セキュア
代表取締役 谷口 辰成さん

1976年10月 福島県相馬市生まれ
1995年13月 福島県立安積高等学校 卒業
1998年14月 株式会社ネクサス 入社
2000年11月 株式会社ジェイ・ネクステル 入社
2002年10月 有限会社セキュア 設立 代表取締役就任

住所: 東京都新宿区西新宿 7-7-30 小田急柏木ビル 7F
TEL: 03-5337-3860 設立:2002年10月16日 資本金:1億9286万2500円
http://www.secureinc.co.jp/

―貴社の事業概要を教えて下さい
谷口:当社の事業は大きく分けて3つあります。1つは映像監視事業。IPカメラによるセキュリティソリューションを提供します。2つ目にアクセスコントロール事業。生体認証を活用した入退室・勤怠管理システムの提供です。3つ目は、今後展開するクラウドサービス事業。店舗内の人数計測や動線分析を、画像解析によるマーケティング分析ツールの提供です。

―セキュリティソリューションをマーケティング分析に活用することがユニークですね
谷口:ドラッグストア・スーパー・百貨店などの流通業界向けに、IPカメラを通じてマーケティング支援を行います。各ポイントで画像解析されたデータを当社サーバに送って集計し、分析ツールとコンサルティングを提供します。フロア毎・ショップ毎の来店者数や、売上との対比グラフ等をWebブラウザ上で閲覧することができます。
*IPカメラ=個々にIPアドレスが割り当てられ、ネットワークに直接接続するデジタルカメラ

―これまでの人数計測・動線分析はセンサ型が主流でしたが違いは何でしょうか
谷口:1つはコスト面で優位性があります。既設の監視カメラ設備を利用できるので、コストは10分の1です。さらにアナログ監視カメラでも、エンコーダーを経由することでIPカメラと同等の機能になります。監視カメラのセキュリティ用途と併用できることも大きなメリットです。また、センサは感知する機能はありますが、追尾機能はありません。IPカメラによる画像解析を使えば、お客様が入口からどのように売り場を移動したかを分析できます。アメリカでは店舗カメラの2?3割はマーケティング分析に使われており、IP カメラの普及でその市場が拡大していくと予想しています。

―IPカメラの普及でセキュリティ監視カメラ業界はどのように変化しますか
谷口::アナログの監視カメラはこれまで主に警備会社や工事会社などが販売を担ってきましたが、IPカメラ販社にはシステムインテグレーション(SI)能力が求められます。そのSI機能に加えて、監視システム構築にはIPカメラ・集中制御システム(CMS)・画像解析(V/A)の機能を取り揃える事も必須です。我々としてはSI能力を強化すること、IPカメラ・ CMS・V/Aの商品開発力があるパートナーとのアライアンスを組むことが成功要素となると捉えています。

―アライアンス戦略の一環として、IPカメラ大手のCBC社と資本提携しました
谷口:CBC(東京都中央区)は80年以上の歴史がある総合商社です。光学情報機器ではトップブランドの自社製品を持ちます。この分野の大手はパナソニックですが、こと光学レンズにおいてはCBC社は世界トップシェアです。私どもは2009年に3800万円出資いただき、同社IPカメラ販売代理店向けにSI機能のサポートをしております。

―貴社の画像解析技術について教えて下さい
谷口:画像解析ユニット「SVT-1000シリーズ」は、二次元であるカメラ映像に三次元処理を施し、時間・速度・大きさといったフィルターをかけ、「カメラに頭脳を持たせる」ことで活用用途は無限に広がります。具体的には侵入検知・追跡や人数・車両計測、置き去り・持ち去りの検知、が挙げられます。また、IPカメラとPOS履歴を紐付けて棚卸資産を管理すれば検証作業の簡素化ができます。

※全文は「THE INDEPENDENTS」2010年11月号 - p04-06にてご覧いただけます