AIホワイトボード「postalk」でコミュニケーションギャップを解消

postalk株式会社 代表取締役 川野 洋平 氏

■ AIホワイトボード「postalk」

 AIホワイトボード「postalk」は、付箋機能を取り入れており、LLM(大規模言語モデル)を活用し、発話内容から会議議事録、タスク管理を生成することができます。既に税理士事務所などバックオフィス向け事業での導入実績があり、士業事務所とクライアントとのコミュニケーションツールとして評価されています。現在は電子ホワイトボードのリースと組み合わせ、サブスクリプション(フリープラン 0円/月、Businessプラン 4980円/月)で展開しています。

■ postalkの強み

 ホワイトボード機能は、思考の整理、アイデアの発散、情報共有を促進し、チーム全体のコミュニケーションを活性化します。また、ホワイトボード上に直接タスクを作成し、担当者や期限を設定することができます。進捗状況も一目で把握できるため、チーム全体のタスク管理を効率化します。加えて、ホワイトボードはクラウド上で共有されるため、いつでもどこでもアクセスが可能です。過去の議事録や資料を簡単に参照できるため、情報共有の効率が飛躍的に向上します。

■ 今後のビジョン

 国内市場では、KONKAの物理ホワイトボード(中国)へのpostalkのインストール標準アプリとしての展開やリース展開を予定しています。海外市場では、既にベトナム・台湾で使用されており、台湾のバーチャルオフィスツール「SWise」との連携も予定しています。アジアを中心にグローバル展開を加速し、世界中のコミュニケーションギャップ解消を目指します。

 

ミーティングをよりよくする「postalk」ミーティングをよりよくする「postalk」

postalkで解決する3つの悩みpostalkで解決する3つの悩み

台湾のバーチャルオフィスツール「SWise」と連携台湾のバーチャルオフィスツール“SWise”と連携

 
 

コメンテーターより・・・

弁護士法人内田・鮫島法律事務所 弁護士 永島 太郎  

 postalk様のサービスのUIは、ホワイトボード機能画面の右側に、時系列でコミュニケーション内容が表示される特徴的な構成となっています。これに関して、知的財産法の一つである意匠法では、従来、「物品」のみを保護の対象としていましたが、令和元年の意匠法改正により、新たに画像を意匠と認め、物品から離れた「画像それ自体」も保護の対象となっています。もし、今後、UIの変更を検討されるようなことがあれば、これを意匠権で保護することもご検討ください。

 弁護士法人内田・鮫島法律事務所 弁護士 永島 太郎 氏

 
※「The INDEPENDENTS」2025年1月号 - P.13 掲載