複雑な給与計算業務をBPOで自動化

株式会社ゼネラル 代表取締役 CEO 今田 真吾 氏

■ 社労士法人サトーによりカーブアウト
社労士法人サトー(本社:広島市)は、業歴40年、従業員80名、顧問先300社の西日本最大級の人事労務分野においてアウトソーシング、コンサル社労士事務所です。煩雑な給与計算業務をBPOとAIで自動化し、給与計算データを経営戦略・リスクの未然予防・従業員の金融リテラシー格差是正をするサービスを提供するため、2014年11月にカーブアウト創業しました。

■ AI型給与計算BPOサービス

多くの企業にとって給与計算業務は、法改正への対応や各社各様の独自で複雑なルール、属人化、膨大な手作業などの課題を抱えています。これらの課題は企業にとって大きな負担となり、コア業務への集中を阻害する要因となっています。これらの課題を解決するために、コンサルティング、システム導入、アウトソーシング、AI の4つの要素を組み合わせ、給与データから把握できる

情報を集約・分析する事により企業の成長戦略や労務リスクの予測・未然予防、企業型DCとの連携により対従業員向けのライフプラン・収益予測・投資教育等福利厚生としての金融リテラシー向上を行うサービスを展開します。

■ 事業展開
まずは社労士法人サトーの顧客と社外の社労士ネットワーク、人事労務システムメーカーとの協業により、さらに顧客基盤を拡大していきます。また、日本企業の海外進出やインドネシアをはじめとする社労士制度の普及も拡大し始めており、海外のベンダーが参入できないほどの複雑化された総務給与BPOは海外でも需要があります。AIを活用した給与計算サービスを開発し、「給与計算業務のすべてを自動化する」という目標を掲げ、企業の成長を支援していきます。

 

 

 
 
コメンテーターより・・・
 

 企業における給与管理は、重要な業務ではあるが、当該企業の成長とは直接関係のない、「非コア」な業務である。こういった中で、株式会社ゼネラルが、社労士等と協力し、一体となって当該「非コア」な業務を行うということは、非常に有益であり、当該企業の成長に大きく資するものである。給与計算は、法令等の人の取決めの集合体であることから、特許には向かないものの、当該計算はノウハウの塊であり、これをしっかり保護しつつ、事業を成功させて欲しい。

 弁護士法人 内田・鮫島法律事務所 弁護士 宅間 仁志 氏

 
※「The INDEPENDENTS」2024年12月号 - P.13 掲載