イマーシブ空間構築システムで、新時代のデジタル体験を開拓する
フォレストデジタル株式会社 代表取締役 辻木 勇二 氏
■ 事業概要 イマーシブ空間「uralaa(うらら)」は、プロジェクターやLEDを活用して壁面や天井に360度の映像を投影することで、没入感のある空間を創出するシステムです。大きな特徴は、セットトップボックス1台で空間全体を制御でき、セッティングも1時間でできます。この技術に関しては既に3件の特許を取得しています。
■ ビジネスモデル 「uralaa」機材セット販売(100万円台から提供)と毎月のコンテンツ利用料(月額58,000円)が収益です。コンテンツは1000種類以上を用意しており、顧客自身で撮影した360度映像なども投影可能です。
■ 導入事例 富士フイルムやオカムラなどのオフィスで、従業員のリフレッシュや商談スペースとして活用されています。病院の小児科病棟では長期入院中の子どもたちに仮想的な外出を体験してもらうため、北海道庁では林業人材の育成目的とした高校生向け林業現場の仮想体験として利用されています。
■ メンバー ヤフーのシニアメンバーが中心となり「テクノロジーは私たちを幸せにしているのか?」を理念に北海道帯広で創業。動画配信、検索サービス、データマーケティング、事業開発等の高いITサービス開発の専門性を持ちます。代表の辻木はIT10年、開発金融20年を経験しています。
■ 展開 より多機能なイマーシブ空間を、工場、住宅、学校、オフィス、車などへ拡張していきます。空間全体をコンピューティング化する新しいアプローチでデジタル体験の新時代を作っていきます。
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イマーシブ空間「uralaa」
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コメンテーターより・・・
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株式会社フォレストデジタル様は、独自のイマーシブテクノロジーを保有されております。単に、イマーシブ空間を構築する技術であれば、大手等のプレイヤーもいるところです。一方で、株式会社フォレストデジタル様は、特に、室内でのイマーシブ空間を、短時間、低コスト、高品質で構築する技術を保有している点に強みがあり、かかる技術を守る特許も複数保有されています。今後もかかる強みを活かし、事業が益々拡大することを確信しています。
弁護士法人内田・鮫島法律事務所 弁護士 杉尾 雄一 氏
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※「The INDEPENDENTS」2024年12月号 - P.7 掲載