当社は、デジタルメディアの力で十勝の課題解決を目指すローカルベンチャー企業です。「圧倒的におもしろいメディアが十勝を救う」をコンセプトに、人材、コンテンツ、コンサルティングの3つの事業を展開しています。

　私は十勝イノベーションプログラム（TIP）を卒業後、十勝地域の活性化を目的とするコントレイル社から2022年7月に出資を受け、当社を設立しました。コントレイル社は、株式会社山忠HDと株式会社そらによって設立され、十勝の起業家やベンチャー企業へのファイナンス支援、営業支援、人材支援、勉強会などを実施しています。

　人材事業では、独自の人材マッチングシステム「TCRU」を開発し、企業と求職者を繋ぐサービスを提供しています。デジタルメディアとマッチングシステムを融合し、求人企業自らが情報を発信できる動的メディアで、50万人以下の商圏を想定したシンプルな設計なため様々な地域で活用できる汎用性の高さが強みです。また、リリースから1年間で、十勝で元々あった求人サイトと比較して閲覧数でNo.1を獲得しています。

　コンテンツ事業では長年のメディア運営で培ったノウハウを活かし、雑誌や会社案内、ホームページ制作・運営など幅広い媒体の企画・制作を行うことで、企業の広報活動を支援しています。

　コンサルティング事業ではこれまでの経験とネットワークを活かし、WEB及びコンテンツマーケティングやDX支援、SEO対策などを行うことで、地方企業の課題解決をサポートしています。

　今後は、「TCRU」のアプリ化や他社システムへの導入、人口50万人以下商圏への横展開を予定しています。加えて、周遊ルート自動生成と音声ARナビなど先端技術を活用した十勝初の観光に特化した新たなWEBメディアを年内に立ち上げるほか、不動産マッチングサイトの開設など新規事業も展開していきます。十勝発のビジネスモデルを全国に広げ、地方創生の先駆者となります。

　帯広の地元企業からの出資で設立されたスマヒロ社は、まずは十勝地域でのメディアとしてのポジションを築き、その成功体験を基に全国同規模の地域展開を考えています。北川社長のユニークな経歴と矢継ぎ早の展開で地域創生の一助となるビジネスモデル構築に期待します。

インデペンデンツクラブ 副代表理事　國本 行彦 氏