「代表理事就任のご挨拶」
代表理事に選任頂きました松本直人と申します。
まずは長きに渡りインデペンデンツクラブに深い愛情を注ぎ、支えて下さった故秦先生のご厚情に深く感謝するとともに、謹んで哀悼の意を表します。
秦先生が築かれた歴史と伝統あるインデペンデンツクラブの代表理事という職責を全うできるか非常に不安ではありますが、会員の皆様、高い志を持って挑戦されるスタートアップの皆様に少しでもお役立てできるよう頑張りたいと思います。
少しだけこの場をお借りして自己紹介をさせて頂きます。私は大阪で生まれ育ち、神戸大学を卒業して新卒で独立系VC(FVC)に入社し、ファンドの企画から募集、組成業務を通じて資金調達の苦労を経験し、投資担当に転向した後すぐにリーマンショックに見舞われ、心が折れそうになりながら回収業務に従事したことで、VCの華やかな一面の裏に抱える様々な構造的課題に直面し、それらをどう克服するかを常に考え様々なチャレンジを行いました。そのチャレンジの一つに地方創生ファンドというものがあり、その実績をもとに2016年に社長に就任したのですが、今度は上場企業経営者として様々な苦悩を経験しました。業績改善やマネジメント、新規事業開発を急ピッチで進めたことでいたるところでハレーションが起きたのですが、優秀な社員の皆さんに支えられて業績は改善し、新たなビジネスモデルも確立できたタイミングで経営陣総入れ替えの株主提案を受け、プロキシーファイトで負け社長を退任した日の翌日早朝に國本さんからお電話を頂き、㈱Kipsにジョインして今に至ります。
それから約2年間インデペンデンツクラブの運営に携わり、私なりに感じた課題をこの場で会員の皆様と共有させて頂き、会員の皆様とともに改善していければと考えております。
代表理事としての私の役割は、インデペンデンツクラブをサスティナブルにすることであると考えています。
持続可能なインデペンデンツクラブにするために、以下の3つの改革が必要があると考えています。
①持続可能な運営体制の構築
②事業計画発表会、月例会を中心とした会自体の魅力、価値、ブランドの向上
③次世代へのバトンタッチ
これらの実現のためには、様々なチャレンジが必要です。
魅力溢れる登壇者の募集、ワクワクする出会いの場つくり、イベント後のマッチングフォロー、学生起業家向け企画、CXOセッション、新たなメディアチャンネルの開設、イベントのインパクト評価、若手スタートアップ部会の設置、、、といった様々なアイデアを検討し行動に移すためにこれまで以上に会員の皆様のご協力が必要になります。
「一人でも多くの方と一緒に1社でも多くの公開企業を育てる」インデペンデンツクラブを持続可能にするために、皆様どうかお力をお貸し下さい。
インデペンデンツクラブ代表理事 松本 直人
インデペンデンツクラブ代表理事 松本 直人 2002年神戸大学経済学部卒業後、フューチャーベンチャーキャピタル(株)入社。2005年に責任者として政令都市として初となる自治体ファンド「神戸リレーショナルベンチャーファンド」を設立し、同時に神戸事務所を立ち上げFVC最年少事務所長に就任。2011年取締役西日本投資部長を経て、2016年1月同社代表取締役社長に就任。 |