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「ドローン事業の変遷と今後の展望」

<起業家インタビュー>

― この度はインデペンデンツ大賞グランプリ受賞おめでとうございます

 ありがとうございます。全国での知名度がまだまだ弱い中で、インデペンデンツクラブ会員総会のような場所で発表させていただき、グランプリもいただいたので、今後の事業展開に弾みがつくと感じています。


― インデペンデンツクラブでご登壇いただいてから5~6年経ちますが、どのような信念でドローン事業を続けてこられましたか

 私どもは、ドローンに関する法整備が進んでおらず自由にドローンを飛ばせない状況の中で「空の道」によるドローンインフラ整備事業を進めてきました。ドローン物流を実現させるためには航空法や各省庁のガイドラインによる規制があります。そして人々が住んでいるエリアでドローンを飛ばすためには、上空を通過する地域との合意形成も必要です。最近は様々な企業様からお声がけをいただき、皆様と協力しながら効率的に事業を展開できるポジションにつけたと思います。



―  今後はどのようなビジネスモデルを展開していく予定ですか

  今年から大型ドローン機体の販売を始めました。建築資材をトラックやダンプで運べないような場所や、自治体の防災用への搬送用ドローン活用ニーズが高まっています。これらの大型機体の運用ノウハウを蓄積することは、当社の主要サービスである「S:ROAD」による、空路開拓の確保にも繋がります。現在、競合他者が少ない大型ドローン機体販売事業を展開することが新たなサービス展開の可能性を広げるのです。空飛ぶクルマなど、将来訪れるエアモビリティの時代を見据えたビジネスモデルを展開したいと考えています。


―  今後事業を展開していく上での課題はなんですか

 人材面の確保には苦労しています。株式投資型クラウドファンディングを2回成功させ、同時に弁護士や会計士などの専門家が株主となる事でドローン支援者とのコミュティを築けた事が大きかったです。


― IPOについてはどのように捉えていますか

 IPOはもちろん目標としています。資金調達が容易になることは勿論ですが、空のインフラを世の中へ広めていく企業として信用力を高めることを期待しています。今後の事業展開を加速させるためにもできるだけ早い段階で、着々と準備を進めていきたいと考えています。

interviewed by kips 2024.6.7




【株式会社トルビズオン】  (→イベント登壇情報
設 立 :2014年4月14日
所在地 :福岡県福岡市中央区天神2-3-36 ibb fukuoka 304
資本金 :32,500千円
事業内容:上空シェアリングサービスsora:share運営
従業員数:7名
 
 

 

【代表者略歴】

株式会社トルビズオン
代表取締役
増本 衛 氏 Masumoto Mamoru

生年月日:1978年1月9日 出身高校:下関西高校

九州大学経済学府産業マネジメント学科(MBA)卒。大卒後、日本テレコム(現ソフトバンク)に営業職として入社。
2014年にトルビズオンを起業し、ドローン事業を立ち上げた。その後、ドローンの社会受容性を高めるため、sora:share」モデルを考案し、ビジネスモデル特許を取得。同事業モデルの紹介で、テレビ東京「ガイアの夜明け」やT B S「がっちりマンデー」などにメディアに多数出演。
 

※「THE INDEPENDENTS」2024年7月号 - P.2-3より

株式会社トルビズオン

住所
福岡県福岡市中央区天神2-3-36ibb fukuoka 304
代表者
代表取締役社長 増本 衛
設立
2014年4月14日
資本金
32,500千円
従業員数
3人
事業内容
上空シェアリングサービスsora:share運営
URL
https://www.truebizon.com/