（株）パソナグループ Natureverse本部長 本部長補佐　小沢 達也 氏

大阪・関西万博でのパソナグループの挑戦

2025年4月から開催される大阪・関西万博におけるパソナグループのパビリオン「PASONA NATUREVERSE」のコンセプトは「いのち、ありがとう。」です。「NATUREVERSE」には、自然を尊重し大切にする世界を創りたいという想いを込めました。パビリオンの展示では「からだ」「こころ」「きずな」の健康という３テーマを用意しており、展示を通して最先端の医療や未来の食、生きがいや思いやり、多様な働き方や互助の社会を表現する予定です。

iPS心臓・生命進化の樹・軟骨伝導の聴覚技術

展示エリアとしては「いのちの歴史ゾーン」「からだゾーン」「こころ・きずなゾーン」「未来の食ゾーン」を用意しています。「いのちの歴史ゾーン」では、東大で人工生命を研究している池上高志教授監修のもと生命の進化を表現した「生命進化の樹」を設置します。「からだゾーン」では、iPS心筋シートの技術を使った実際に拍動している立体のiPS心臓のモデルを展示します。
「PASONA NATUREVERSE」を通じて、いのちへの感謝や食の重要性、自然とテクノロジーの調和、互助の社会などを表現することで、パソナグループが目指すWell-beingな社会、そして、誰もが心豊かにイキイキと活躍する真に豊かな社会のあり方を世界に向けて発信してまいります。

（株）パソナグループ エキスパート役員　成長戦略本部 本部長補佐/メタバース本部 副本部長　塩谷 愛 氏

淡路島で行う真に豊かな社会の実現に向けた挑戦

淡路島は海や山などの豊かな自然がありながら、関西都市部や四国へおよそ 1 時間以内でアクセスできる関西屈指のリゾート地です。パソナグループは2008年に淡路島で独立就農支援事業を開始。2020年には、①BCP対策②真に豊かな生き方・働き方の実現③夢のある新産業の創造を目的に、本社機能の一部移転を発表。現在では、様々な文化・芸術・教育分野の取り組みや、元々淡路島が持っている豊かな観光資源を活かした20を超える観光・飲食施設を展開し、真に豊かな社会の実現に向けて、人材育成や地域雇用の創出、”人材誘致”による新産業の創造にチャレンジしています。

パソナグループの起業家育成・スタートアップ支援

パソナグループでは、夢や志を持った起業希望者・スタートアップ企業に対し、淡路島・全国で起業支援を行っています。例えば「Awaji Youth Federation」は、世界から優秀な若者や社会起業家が淡路島に集い、多様な価値観や知識・経験を活かして、新たな産業の創造や地方創生の実現を目指すプログラムです。女性起業家の創業を支援するLBA（Ladies Be Ambitious）では、VCや事業会社など様々な方にメンターとして協力いただいているアクセラレーションプログラムの提供やビジネスコンテストを開催。その他にも、大学と連携した起業部同士の横のつながりをサポートする取り組みや、起業をめざす人に対して、淡路島で先輩起業家が伴走しながら事業構想のブラッシュアップ等の支援を行うプログラムを提供しています。また、毎年秋には、「からだ」「こころ」「きずな」をテーマにビジネスコンテストやフォーラムを開催する「AWAJI WELL-BEING WEEK」も開催。パソナグループは、起業家育成・スタートアップ支援を通じて夢のある新産業の創造や、イノベーションのバトンを渡していけるエコシステムを作っていきたいと考えています。

※「THE INDEPENDENTS」2024年6月号 P.9より
※ 冊子掲載時点での情報です