いつでも、どこでも、だれでも使える顕微観察技術で宇宙バイオ実験のプラットフォームを構築する

株式会社IDDK 取締役CSO 池田わたる

当社は東芝のスピンアウトベンチャーで、指先サイズで非常に軽量・コンパクトな半導体センサーベースの顕微観察装置「MID」を開発し、この技術を活かしたビジネス展開を地上と宇宙で行っています。特に微小重力環境(宇宙)での研究開発は創薬や再生医療の分野で非常に重要であり、従来の顕微鏡では実験頻度とコストの面で大きな課題があります。また、今後有人宇宙活動のQOLを支えるための研究がされる中でより多くの実験機会が必要となります。そのため、当社はユーザーのニーズに合わせてカスタマイズできるコンパクトな宇宙バイオ実験ユニットを開発し、研究機関や企業の実験に合わせたユニットをパートナー企業の人工衛星に搭載しデータを収集する高頻度・低コストを実現させた宇宙バイオ実験のプラットフォームを構築します。

 

IDDKのビジネスモデル


※「The INDEPENDENTS」2024年6月号 - P.8 掲載