規格外トマトの加工を通じ、全国の農家の希望となるビジネスモデルの開拓に挑む

株式会社ヨダファーム 代表取締役 功刀 隆行

 現在の農業には、規格外品の廃棄による機会損失という深刻な問題が存在しています。

 私たち山梨県のトマト栽培農家では、本来捨てられてしまう規格外トマトを、ソースやカレー、トマト塩糀などに加工し商品化することで、持続可能な農家経営を模索してきました。そしてクラウドファンディングを過去9回成功させ、多くの支援をいただきました。

 現在は町内全ての規格外トマトを加工可能な生産能力を持つ「ヨダファームキッチン」という加工工場の設立に挑戦しています。

 農業が抱える課題に自らアプローチすることで、持続可能な農業ビジネスモデルの完成を目指しています。

 

規格外トマト商品のクラウドファンディング


※「The INDEPENDENTS」2024年5月号 - P.11 掲載