「TOKYO PRO Market 上場を振り返って」
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清和監査法人
パートナー 公認会計士 江黒 崇史さん
1974年埼玉県さいたま市生まれ。1999年早稲田大学卒業。2001年監査法人トーマツ入所。2005年イーツリーズ・ジャパン入社 取締役最高財務責任者(CFO)。2005年清和監査法人入所。2007年より現職。
住所:東京都千代田区霞が関3-2-1 霞が関コモンゲート西館32階
設立:2004年3月30日 TEL:03-3501-2111 FAX:03-3501-2114
http://www.seiwa-audit.or.jp/
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今年9月25日に、TOKYO PRO Marketとしては第一号となる上場を果たした株式会社新東京グループ吉野勝秀社長と、その監査を手がけた清和監査法人江黒崇史パートナーに、上場とこれからについて対談いただきました。江黒:東京プロ市場上場おめでとうございます。従業員の皆様はIPOに対する想いが非常に強く、私どもも監査をしていて安心感がありました。これだけ上場意識がしっかりした会社はなかなかありません。
吉野:東証で鐘を鳴らすときに「みんなやっとこの瞬間がきたよー!」と言って小槌を上に高々と掲げました。社員の皆には準備段階からこの瞬間を具体的にイメージしようと常々話していました。そして実際にその感動を体験してもらうことが大事だと考えています。社員からは、「株主のため、社会のため」とこれまで聞けなかった言葉が聞けるようになり、責任感がついたと感じます。
江黒:吉野社長の「楽しいことよりも苦労することを考える」という話が印象的です
吉野:16歳から20歳は仕事もしましたが、人生の中で一番遊んだ日々でした。同年代の皆は一生懸命勉強をしていた訳で、遅れを取り戻すには猛チャージするしかないぞと、今でもそれがずっと続いています。
江黒:今後の展開はどのようにお考えですか?
吉野:いかに量を捌くかという装置産業から脱却することが重要と考えています。処理場建設を借入ではなく、SPC方式を活用するなど、ファイナンス手法がポイントです。環境事業の金融商品も手掛けたいと思います。
江黒:上場経営者として、抱負はありますか?
吉野:プロ市場へ上場したことで、資金調達の術を得ました。業界パイオニアとして、誰もやったことがない事業に挑戦していきます。最近では、東北被災地のがれき処理支援を検討しています。進捗率は10%だそうです。人だけでなく、産廃処理のエンジニアリングを提供し、社会に貢献できたらと思います。
江黒:アジアの新興国はこれから間違いなく環境問題がきます。アジアの新東京グループに期待しています。
吉野:子会社エコロジスタの工場には、日々国内外からの見学希望が殺到しています。後に続く人に道ができるよう、先陣を切りたいと考えています。
―12月5日(水)東京インデペンデンツクラブのご案内
新東京グループ吉野社長と清和監査法人江黒様に、「TOKYO PRO Market上場を振り返って」をテーマに特別セッションとして対談いただきます。イベント詳細は<コチラ>を御覧くださいませ。
【講演レポート】東京プロ市場からのステップアップ上場(フィリップ証券 脇本源一)
【サポーター紹介】証券市場に新しい血を入れるのが私どもの役割です(TOKYO AIM取引所 伊藤 豊)
※全文は「THE INDEPENDENTS」2012年12月号 - p12にてご覧いただけます