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「これからのIPOスタイル」

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株式会社AGSコンサルティング
常務取締役 小原 靖明さん

事業本部 BS事業本部長
専門:TA支援、IPO支援
経営に関わるあらゆるニーズに対し、「実践的」なサポートをベースにワンストップソリューションを提供します。

住所:東京都中央区日本橋室町1-7-1 スルガビル 7F
設立:1988年 スタッフ数:136名(公認会計士31名、税理士41名) TEL:03-6803-6710
事業内容:MS(マネジメント・サービス)、IPO支援、M&A、事業承継 ほか
http://www.agsc.co.jp/

―最近の上場審査の傾向について教えてください
中期経営計画(3ヵ年)の策定プロセスや運用状況が重視されてきました。
数値計画も重要ですが、予算達成に汲々として余裕のない会社は、上場後に業績を下方修正する傾向にあります。
経営者は自社でコントロールできる部分とできない部分を分析して環境変化に対応する事が大切です。

―中期経営計画のポイントを教えてください
「環境分析」「目標・戦略設定」「アクションプラン」の三点が適切に盛り込まれており、論理が通っていることが必要です。
私どもの中期経営計画策定支援では、適切な環境分析を行い、会社の方針に則した目標と戦略設定に対するアドバイスを行います。
次に損益計画・資金計画・財務計画が有機的に連動したアクションプランを策定し、上場審査に適合するレベルの中期経営計画書を
会社と共に作成いたします。

―予算統制はどのように行いますか
毎月の月次決算報告は、「なぜ達成することができなかったのか?」
「次月以降どのような軌道修正が必要なのか?」等をアクションプランとの比較を行いながら確認します。
上場申請期の業績は、予算を下回ると上場予定月や上場基準期自体が変更となる可能性が生じるため、予算の精度は特に重要です。
予算制度のグランドデザイン設計、根拠資料の作成、差異分析資料の整備までを私どもはサポートいたします。

―AGSコンサルティングのIPO支援スタイルを教えてください
まずは、上場に必要なもの、欠けている事象を経営者が正しく認識する必要があります。
そのうえで、パブリックカンパニーとしてどうあるべきか、経営陣が上場までの道のりをイメージできるよう徹底的に話し合います。
そしてIPO後も持続的に発展していくコーポレートストーリーを一緒に作っていきます。

―業歴の若い企業の上場準備についてアドバイスください
30人から40人の会社には、フルスペックの管理体制は上場審査に求められていません。
管理業務などのバックヤードは私ども専門家に任せ、経営者は事業推進に注力していただきたいと思います。

【講演レポート】これからのIPOスタイル(AGSコンサルティング代表取締役廣渡 嘉秀)