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「成功する経営者の条件」

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京都監査法人
マネージング・パートナー 松永 幸廣さん

1975 年 京都大学理学部卒業後、鐘淵化学工業株式会社入社
1976 年 公認会計士藤井会計事務所 入所(大阪)
1978 年 デロイト・ハスキンス・アンドセルズ会計士事務所 入所。(大阪・トロント・ニューヨーク)
1989 年 米国クーパース・アンド・ライブランド会計士事務所 入所。(ニューヨーク)、東部日系ビジネス責任者
1994 年 中央監査法人入所、京都事務所所長や本部理事(国際担当、アドバイザリー業務担当)を歴任
2007 年 京都監法人マネージング・パートナー(現任)。社団法人 京都経済同友会 常任幹事もつとめる。

京都オフィス:京都市下京区四条通烏丸東入ル 京都三井ビル7F
東京オフィス:東京都港区浜松町2-4-1 世界貿易センタービル 5F
関与会社数:181社(会社法・金融商品取引法監査36社  会社法監査59社 その他86社)
http://www.kyotoaudit.or.jp/

創業者型経営の成功とは、(1)売上の飛躍的成長を続け(2)キャッシュフローが廻り(3)人材が育ち続ける事です。そのために必要な条件は、顧客を創造する、人(経営者型の部下)を創造する、外部からの信用を創造するの3つになります。創業者型経営者と管理型経営者では、その感性に大きな違いがあります。守りを固めて成長を目指す管理型経営者は、コンセンサスを重視します。売上1円からスタートしてきた創業者型は自分で決めて自分で責任を持つ(自分の感性に従う)ため、時に失敗もありますが、飛躍的な成長を成し遂げます。

「直感力」と「リーダーシップ」は、創業者型経営者が成功するために必要な能力です。経営者にとって一番大切なものは「時間」です。感じる力と考える力(直観力)はそれを補い、時間の歩留まりを失くします。「Yes」か「No」どちらかの結論を出すには直観力が必要です。直感力を養うためには感性が重要です。

【リソースピープル】ベンチャー企業のイグジット戦略by高田 佳和(京都監査法人)

創業者型経営者に必要な資質は4つあります。まず第一に「Mission」。正しい方向性を感じる力であり、美術的感性です。次に自分と人を動かす力である「Passion」。体力・気力・情熱という体育的な感性です。第三に「Vision」。人にわかってもらえる能力には音楽的な感性が必要です。最後に「Moral」、人徳です。

経営者は「いつまでたっても決まらない」「人から聞いても行動できない」という罠に陥る事があります。起業する、経営する、人を育てる、銀行から借り入れる、投資家を説得する、初めて経験する事ばかりだからです。この罠を陥らないようにために、感じる力、考える力、実行する力が求められます。まずは感性力が最も大切であり、それから論理力、独創力、実行力、説得力となります。

私はトロント、ニューヨークで、自己責任とチームワークを徹底的に教わりました。京都に戻ってからユニークな経営者の方々に会い、その研ぎ澄まされた感性を間近で見てきました。文化・歴史・友情は変えてはいけませんが、やり方(行動・分析・売り方)は変えなくてはいけません。心を高め仕事のやり方は変革しようと思っています。


<京都監査法人 概要>
京都オフィス:京都市下京区四条通烏丸東入ル 京都三井ビル7F
東京オフィス:東京都港区浜松町2-4-1 世界貿易センタービル 5F
関与会社数:181社(会社法・金融商品取引法監査36社  会社法監査59社 その他86社)