がん免疫治療に変革を起こし、誰でも安心安価で治療できる世界を
バイオアクセル株式会社 代表取締役 平林 茂
当社は、がん免疫治療にかかる細胞培養加工受託事業を行っています。 経済産業省発表の「再生医療国内市場規模」は2020年に950億円ですが、2050年には2.5兆円規模まで拡大すると予測されており、とりわけ「がん免疫」の伸びが顕著とされています。 AKT-DC療法は、2012年まで千葉県がんセンター木村秀樹博士のもとで国の認めた先進医療として臨床研究され、がん治療として提供されてきました。 肺がんの根治手術を施された患者さんに対し、手術時に切除した所属リンパ節を用いて自己のリンパ球を増殖・活性化させ、強力にCTL (細胞傷害性Tリンパ球)を誘導する治療法です。現在、この治療法のための培養技術を有しているのは当社のみであり業界内での差別化ポイントになっています。 他にも、米国ハーバード大学発のワクチンの共同開発や、理研発ベンチャー企業とのコラボレーション技術の研究などを行っており、多くの実証例が積み重なってきています。 海外市場ではがん免疫治療が確立されておらず、この市場での成長性は極めて高いと考えています。この市場と既存の企業との共同開発などを通して事業を推進させていきます。 |
|
世界における細胞医療の中核企業へ |
※「The INDEPENDENTS」2023年12月号 - P. 9掲載