「法定点検のプラットフォーム「スマート点検」」

法定点検のプラットフォーム「スマート点検」

■建物管理者と点検者のプラットフォーム　「スマテン BASE」

　消防用設備等は年1回以上の法令点検が必要であり消防署に報告書を提出する義務があります。「スマテンBASE」では点検者マッチングだけでなく、建物管理者に対して管理フロー改善によるコスト削減を、点検者に対しては現場作業効率化でオペレーションコストを削減し、需要と供給の相互支援をITで図り、建物管理の全体コスト削減を実現しています。 ビジネスモデルは、点検・工事のトランザクションに対する点検者側からのテイクレート20~30%となります。標準点検単価5万円/年、工事単価10万円/件で3月末現在の登録建物数は5183件（前年比132％増）ですが、当社はロードサイドチェーンを主要ターゲットとしたマーケティング活動を行っています。一方で消防設備士の登録数は524人（66％増）、消防点検向けアプリ「スマテンUP」で全国の点検者網を構築しています。

■全ての建物に安全と安心を

消防設備等点検の実際の実施率は50％に満たないと言われています。その理由である前近代的な作業管理体制をペーパレス化などによるＤＸ支援を推進していきます。また、防火設備点検、EV点検、貯水槽点検などの各種法定点検と設備工事のマッチングサービスにも事業を広げていきます。そして建物点検のデータベースを図り、法令点検未実施のない安全と安心の世界を創っていきたいと思っています。

※2022年5月号掲載時点での情報です