「ヘルスケアサービス（公的保険外）を提供する企業のプラットフォーマーをめざす」

ヘルスケアサービス（公的保険外）を提供する企業の
プラットフォーマーをめざす

2025年、高齢者の4人に1人は認知症と診断され、その数は1,100万人（認知症700万人、軽度認知障害MCI400万人）になると予測されています。共同創業者の佐々木と酒井はそれぞれが介護の不安を抱えながら仕事との両立を実践した経験を活かし、現在3つの事業を通じて高齢者およびその家族に関するデータを拡充し、超高齢社会のQOL向上プラットフォームの構築に向けた展開を行っています。

① 法人向け　仕事と介護の両立支援クラウド「LCAT(エルキャット)」

「LCAT」は、年１回20分の簡単な質問（アセスメントテスト）に答えるだけで従業員の仕事と介護の両立に向けた準備状況確認ができる「両立診断」と、個々人の状況に応じて必要な知識やアクションを身につけることのできる「マイクロアクティブラーニング」が搭載された法人向けクラウド型ソリューションです。これにより、組織介護リスクを常に見える化することができ、従業員も心理的・時間的に負担なく仕事と介護の両立準備が可能になります。100ID（3ヶ月間）50万円～で提供しており、現在大手企業を中心に約80,000 IDより契約いただいています。

②シニアビジネス創造事業

　シニア向けに新規ビジネスを考える企業向けに、商品企画段階からPoC、販売チャネル検証までを一気通貫で支援しています。これを実現する上で、828ヵ所のパートナー介護事業所と約50,000人のシニアパネルが大きな強みになっています。高齢者の日々の生活に密着する事業パートナー経由で行う弊社リサーチは、例えば冷蔵庫の中身などかなりの解像度で潜在ニーズの把握が可能です。これらは販売やサンプリングの検証としても活用でき、真に高齢者が求めるビジネス創造に貢献することができます。

家族が共有して飼うバーチャルペット「おせっかいネコ®」

「おせっかいネコ®」は、LINE上で使えるコミュニケーション仲介型のチャットボットサービスです。ネコが親と毎日会話し、毎夜レポートが子に届きます。これら会話レポートを通じ、親の普段の生活の様子や交友関係など、子から聞きづらいが介護生活になった際に必要となる情報をあらかじめ得ることができます。平均応答率・通読率は80％超で、行動変容率も5割を超えるなど次世代型シニア向けメディアとして成長事業と位置付けています。

※2022年5月号掲載時点での情報です