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「「なんでも載せられる、しっかり運ぶ」自動配送ロボット「ハコベース」」

公開


【大山 純 氏 略歴】
生年月日:1983年2月21日 出身高校:N.A Web制作〜企画提案業務にてキャリアをスタート、2015年よりハンズオン型でのインキュベーション業務に従事。 2016年宮崎市でのインキュベーション業務に従事し、その縁もあり当社を宮崎市に設立。

【(株)Hakobot】
【設 立】2018年5月17日
【所在地】宮崎県宮崎市高千穂通一丁目6番地13
【資本金】60,000千円
【株 主】事業会社、経営陣、VC、個人投資家ほか
【役 員】(代)大山純、平田泰大、堀江貴文
【事業内容】配送ロボットを主軸とした自動運転機能搭載の小型モビリティの開発
【売上高】N.A
【従業員】3名

「なんでも載せられる、しっかり運ぶ」
自動配送ロボット「ハコベース」


■四輪操舵の自動配送ロボット「Hakobase(ハコベース)」

弊社が開発する自動配送ロボットは、「なんでも載せられる、しっかり運ぶ」をコンセプトに、①可変する荷室と➁優れた走破性と堅牢性の特徴を持たせた自動配送ロボットを開発しています。 現在オンデマンドで手軽に樹脂加工などが発注できるため、クライアントのニーズに合わせたオリジナルの荷室及び外装を取り付けることが可能です。これにより、自社のロボットとして活用しやすくなり、他のデバイスなどを荷室部に取り付けることで、宅配以外の用途での活用も見込めます。 また悪路走破性を意識した4輪駆動方式を採用し、導入後のメンテナンス性を考慮して、コア部品以外全て規制部品で構成する仕様となっています。 小型モビリティの四輪操舵の機構部分で特許取得しており、開発全般は電動車いすのWHILL(株)出身の平田泰大取締役が開発責任を担っています。



■エンジェル投資家を中心とした資金調達

2018年、堀江貴文氏を中心とする創業時の株主が欧州視察に出向いた際、街を走る自動配送ロボットを見て日本でも実用される日が近いと創業、シード 期の株主である三笠製作所と業務提携を行い試作機の開発に着手。2019年にインキュベーション業務に従事していた大山純が代表取締役に就任。2022年1月には株式投資型クラウドファンディング「FUNDINNO」で資金調達も実施しました。

■次の調達へ向けた実証実験の取り組み –しっかり運ぶ

地方は県庁所在地等への人口密集率が高く、人口の少ない地域や山間部等のインフラ整備(道路舗装等)が追いついていな現状があります。弊社はこのような状況を所在地である宮崎県でも多く見てきており、自動配送ロボットが一番必要とされている地域は悪路環境が多いと考え、悪路走破性にフォーカスした4輪駆動での製品開発を進めました。3月には北海道大樹町で雪道での実証実験を行いました。今夏に九州の砂浜での実証実験を実施予定しています。

※2022年4月号掲載時点での情報です