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「有機ハイドライド方式で安全に水素を運搬・貯蔵・活用」

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【小池田 章 氏 略歴】
生年月日:1965年10月11日
出身高校:札幌啓成高校
北星学園大学経済学部卒業後、HOYA(株)入社。1996年(株)電制に入社し、後に、代表取締役に就任。2008年同社を退社。電制在任中2001年(株)フレイン・エイナジーを設立し、代表取締役就任。


【(株)フレイン・エナジー】
【設 立】2001年4月16日
【所在地】北海道札幌市東区北15条東16丁目1-1 第二菱本ビル601
【資本金】32,100千円
【株 主】小池田章、ZEUS Co., LTD.、㈱電制ほか
【役 員】(代)小池田章、永金雅浩、小池田克弘 (監)加藤なおみ
【事業内容】水素貯蔵製品の開発・製造販売およびコンサルティング
【売上高】N.A

有機ハイドライド方式で安全に水素を運搬・貯蔵・活用


■常温常圧の水素貯蔵運搬方式

 一定量以上の水素を運ぶ場合、運び易く・保存しやすくするLOHC方式(有機ハイドライド Liquid Organic Hydrogen Carrier)に当社特徴があります。有機ハイドライド方式は圧縮水素、液化水素に比べ、貯蔵・移動の効率や容易さに優れ水素社会のインフラを支える基盤技術です。当社は有機ハイドライド方式に関するプラント装置と触媒を開発するメーカーです。



■特許戦略と海外展開

 従来の液化水素による運搬は、マイナス253度以下で冷却が必須であり、輸送の間にボイルオフする課題がありました。そこで気体機体の水素を触媒とキャリア(トルエン等)を用いてMCH(メチルシクロヘキサン)に変え、輸送・保管し再びMCHから水素を取り出します。当社の強みはそのための触媒と反応器にあります。水素を取り出す脱水素装置の小型化にも注力し、国内外で特許を取得し、常温常圧で水素を運ぶ技術を20年以上開発してきました。今後は海外プラントメーカーと連携し販売を行っていきます。

■水素社会のイメージ

 当社はNEDOの水素社会構築技術開発事業に参加しました。当社の有機ハイドライド技術が再生可能エネルギー由来の不安定電力の水素変換等による安定化・貯蔵・利用や、水素混焼ボイラ利用が実証実験されました。水素は様々なエネルギーのつなぎ役として、分散化電源の中心に将来なります。EV水素ステーションはもとより、水素船舶、物水素発電、バス・トラック等の水素燃料などがクリーンな社会実現に大きく貢献すると思います。当社社名のフレイン(Hrein)はアイスランド語でcleanと言う意味です。小さな島国が水素立国を目指していることに感銘し2004年に社名変更しました。

※2022年4月号掲載時点での情報です

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