「渦の力を利用し、新型・小型風車で安全に発電」
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【佐藤 靖徳 氏 略歴】
生年月日:1994年3月1日
出身高校:秋田工業高等専門学校 機械工学科
長岡技術科学大学 博士(工学)。2021年4月から長岡技術科学大学特任助教に着任。指導教員であった高橋氏とともに2021年に8月に(株)パンタレイ設立。代表取締役に就任。2016年インド工科大学マドラス校、2020年スタンフォード大学に研究留学。
【(株)パンタレイ】
【設 立】2021年8月20日
【所在地】新潟県長岡市上富岡町1603-1キャンパスインキュベーションオフィス総合研究棟7階705室
【資本金】2,000千円
【株 主】経営陣
【役 員】(代)佐藤靖徳、髙橋勉
【事業内容】 縦渦風車の開発、レオロジー関連機器の販売・コンサルティング
【従業員】0名
「渦の力を利用し、新型・小型風車で安全に発電」
■レオロジー(流体学)の先端研究者が起業
持続可能なエネルギー社会の実現に向け、長岡技術大学発のベンチャーである当社は、空気が物体を通過する際に発生する「渦」の力を世界で初めて利用して発電する「縦渦風車」の実用化を目指しています。既存のいかなる風車とも異なる動作原理であり、低回転で高トルクを実現しています。騒音が低く、強風にも強く、住宅などに設置しても安心安全に運用できる利点を持っています。当社取締役の高橋は大学教授として教鞭をとり、レオロジー(流体学)や風車研究の専門家です。代表の佐藤は特任助教として最先端の研究活動を行い、既に企業10数社と共同研究実績があります。レオロジー・風車関連企業や投資家と深いつながりを有している利点を生かし、受託計測やコンサルティング活動も行っています。
■新型「縦渦風車」は風者先進国5カ国で国際特許を取得
「縦渦風車」は、従来の風力発電では運用できない微風から暴風まで発電が可能です。日本を含め既に6か国で特許を有しています(注1)。さらに、実用化に向けて風向きの変化に対応できる技術である集風装置を開発し、特許2件を現在申請中です。レオロジー事業では、現在大手化粧品メーカーから、人体に「化粧品を塗布する」という複雑な工程における、ざらつき/べたつき/塗りやすさなどの触感に関わる流動特性の解明、塗布後の液膜の均一性評価を行なっています。今年の8月に会社を設立したばかりですが、3件のコンサルティングを受託しています。■新しい設置場所を提案していく
今後,風力発電の重要性は高まっていますが,固定買い取り価格の下落や大手企業の独占によって新規参入が難しいです.しかし,私たちが開発した世界初の風力駆動システムによる次世代型風力発電技術を用いたら,大きなビジネスチャンスがあるととらえています。地産地消エネルギーとして都市部でも安心して使用可能な中小型風力発電や、洋上風車の安全性を確保するための「非常用電源」としての活用など、企業、電力事業者、商社などをターゲットとしビジネス提案をしていきます。※2021年12月号掲載時点での情報です