「「北海道フード・イノベーションを目指して」」
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北海道ベンチャーキャピタル(株)
代表取締役 三浦 淳一さん
1974年6月29日生。北海道深川市出身。
1993年北海道滝川高等学校卒業。
1997年北海道大学経済学部卒業。
2002年北海道ベンチャーキャピタル入社。2011年同社代表取締役社長就任。
日本政策金融公庫 農業経営アドバイザー試験 合格者。
【設立】1999年8月
【資本金】88,000千円
【本社】北海道札幌市北区北七条西2-20-東京建物札幌ビル2階
http://www.hokkaido-vc.com/index.php
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―今年4月に「道銀アグリビジネスファンド」を組成されました。北海道銀行、農林漁業成長産業化支援機構と共に北海道ベンチャーキャピタル(HVC)はGPとして、北海道における農林漁業の6次産業化の牽引を期待する企業へ投資を行ないます。
北海道が最も潜在力を有する食分野において、新たなビジネスの創造と革新に、一層取り組んでいきます。
―HVCの特徴について教えてください。
当社は道内の企業育成を目的に、道内の起業家や金融機関、事業会社によって設立されました。ポートフォリオは環境・エネルギー分野25%、ライフサイエンス分野25%、IT分野25%、食関連分野10%、その他15%で、本社所在地の道内:道外比率は9:1です。
大学発ベンチャー投資第1号などの産学連携活動や、ファンド募集活動を通じて培った道外企業とのネットワークが強みです。
―フードビジネス投資の成功のポイントは何でしょうか。
海外を視野に入れて勝てるビジネスを探す事です。道内の農家や食産業を訪問すると、アイスクリームの海外生産、チーズの工業化など面白い事を考えている人がたくさんいます。
私たちはハンズオン型の投資スタイルで、その後の経営参加により積極的な事業化・事業成長サポートも行います。
―六次産業化ファンドの出資要件を教えてください。
農産物等の供給を行う農林事業者と事業産業化パートナーによって設立された六次産業化事業体へ、議決権割合50%を上限にファンド出資を行います。
事業パートナーは道内外の中小企業、大企業を想定しています。
―農業を巡る環境が大きく変化しています。
TPPが良いか悪いか別として、激震が走る時期にイノベーションが起きる可能性があると思っています。農協系統組織の役割は日本の食を守る事です。大量生産・大量流通によって食の安定供給を行う事です。一方で、ニッチでも付加価値の高いフードビジネスを創造し海外展開していく事も大切です。そのためにはベンチャー精神を持つ人と新しい組織形態が必要です。
―六次産業化ファンドのExitは難しいと言われますが。
基本はIPOを目指しています。MBOやM&Aもあると思います。私たちは通常のVCファンドと同じように考えています。(THE INDEPENDENTS 2013.09)
【北海道インデペンデンツクラブ】2013年9月17日14時から札幌証券取引所
<道銀アグリビジネス投資事業有限責任組合>
総額:30億円
設立:2013年4月30日
運用期間:15年間
組合員:北海道銀行、農林漁業成長産業化支援機構、北海道ベンチャーキャピタル
<北海道ベンチャーキャピタル株式会社>
【設立】1999年8月
【資本金】88,000千円
【本社】北海道札幌市北区北七条西2-20-2F
【帯広市長 米沢則寿】「フードバレーとかち」が考える農業の成長戦略