「3Dデジタルツイン 空間モニタリングシステム『no-miz(ノーミツ)』」
【内山 隆史 氏 略歴】
生年月日:1978年11月7日
出身高校:静岡県立袋井高等学校
2001年3月専修大学法学部法律学科卒、同年4月(株)遠鉄百貨店入社。幅広いジャンルで販売と営業を経験し、全店顧客分析システムおよび外商営業に特化した営業支援システム開発のITプロジェクト責任者を兼務しプロジェクトを成功させる。その後、遠州鉄道株式会社の不動産事業部でVR技術に触れたことが創業のきっかけとなり、2019年7月に(株)ゼロワンを創業。代表取締役に就任。
【(株)ゼロワン】
【設 立】2019年7月26日
【所在地】静岡県浜松市中区田町229-13 カギヤビル403号室
【資本金】3,000千円
【株 主】内山隆史
【役 員】(代)内山隆史
【事業内容】VR撮影・3Dモデル・IOT開発
【売上高】N.A
【従業員】1名
「3Dデジタルツイン 空間モニタリングシステム『no-miz(ノーミツ)』 」
■小型AIカメラでアナログ・デジタルメーターをデータ化
あらゆる場所で、デジタル化やデータ連携が重要視されていますが、特に国内工場のIoT導入率は未だ10%以下でありデジタル化が進んでいません。そこで当社は、小型AIカメラを使い、アナログメーターのデータ化・AI共同監視システムを開発しました。システム導入により効果が見込まれる先は、化学工場や金属製品工場、加工工場、社会活動下で監視対象物がある現場です。メーターをカメラで連続「秒」撮影することでデータ化が図れ、遠隔地からでも安全に監視・アラートの発報を可能とします。創業のきっかけは、2019年行われた全国高専ディープラーニングコンテスト(通称DCON)で最優秀賞と企業賞を受賞したことです。モンゴル出身の元長岡高専生で、現在、東京大学工学部システム創生学科在学中のソドー君、電気通信大学に在学中のノムハ君、そして代表者の矢野がシステムの研究開発に取り組んでいます。
■コストを抑えてデジタル化・遠隔監視が実現
当社のシステムは、流体圧力計などの針がついたメーター類、点灯するランプ類、データが吐き出せない液晶画面、デジタルな数字がでるような電力スイッチをターゲットにしています。データ化したいメーター等の近くに小型AIカメラを設置、データ化したい領域をシステムに登録し、アラートを通知する値や内容、撮影頻度を設定します。電源があれば設置ができ、大がかりな装置は不要です。操作は全てウェブブラウザ上で行い、連続データ収集による生産の正確性確保や作業効率化を図ることができます。ある化学工場で、複数の材料をそれぞれ決められた分量で配合されていたにもかかわらず結果が大きくズレていたところにシステムを設置し、原因特定が可能になりました。また、データ出力機能がない機器、コロナワクチン保管冷蔵庫の温度監視、金属製品工場でのライン監視などにご利用いただいています。 ビジネスモデルは、初期導入費用50,000円とサービス利用料9,900円/月(カメラ1台)を予定しています。■Smart Factoryづくりや現場のIoT化に貢献
本システムはデータのCSV出力により他の機器とのデータ連携が可能であり、工場内のIoT化にもかかわっていくことができると考えます。長岡市のサポートを受け、市内の様々な現場と接点を持ち課題の把握に努めています。今後、システム品質の向上、導入できる現場を増やしていきます。※2021年12月号掲載時点での情報です
株式会社ゼロワン
- 住所
- 静岡県浜松市中央区鍛冶町100-1ザザシティ浜松中央館B1F FUSE内
- 代表者
- 代表取締役 内山隆史
- 設立
- 資本金
- 23,250千円
- 従業員数
- 事業内容
- VR撮影・3Dモデル・IOT開発
- URL
- https://zeroone-1.com/
- 情報更新日
- 2024年6月21日
※上記は、情報更新日時点での情報です。