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「脳科学者との出会いをきっかけにKID ACADEMYを設立」

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【相馬 崇人氏 略歴】
生年月日:1981年12月10日
出身高校:神奈川県立生田東高校高校
元プロサッカー選手。東京ヴェルディ時代に天皇杯全日本サッカー選手権大会で優勝。浦和レッズ、海外でのプレーも経験後、ヴィッセル神戸に移籍。2016年現役引退。脳科学を取り入れたカリキュラムで天才児を育てる幼児教室(株)SOMAを 2011年開始。事業領域を広げ、2018年に法人名変更。


【(株)KidsDeveloper】
【設 立】2011年9月1日
【所在地】兵庫県神戸市中央区北野町2-7-18 リンズギャラリー1-9
【資本金】11,000千円
【株 主】経営陣ほか
【役 員】(代)相馬崇人、相馬れいこ
【事業内容】障害福祉支援、企業主導型保育園、幼児教室等の運営
【売上高】627,924千円(2020年8月期)
【従業員】180名


脳科学者との出会いをきっかけにKID ACADEMYを設立


■脳科学者との出会いをきっかけにKID ACADEMYを設立

当社は、私自身がドイツでの子育て中に経験したことや、脳科学者澤口俊之先生との出会いから起業しました。児童発達支援、障害児の放課後預かり、療育を柱に、グループ会社も含め全国に43の活動拠点があります。脳科学に基づいたカリキュラムを取り入れ、幼児教室・児童発達支援事業所(KID ACADEMY)、企業主導型保育園(KID ACADEMY NURSERY)、躾と脳科学の幼児教室 KID ACADEMY Genius kids education (幼児教室)を展開しています。 文部科学省の資料によれば、現代の子供の7%は、何かしらの障害を持っているとのデータがあります。脳の発達は6才までの働きかけが重要で、小さいときに脳科学の理論を使って改善していくことが有効であることがわかっており、当社は「教育スタンダードを変えること」に取り組んでいます。




■目的別、効果的に発達をうながす

当社のカリキュラムは、保護者から日常の活動の様子を伺い、ご本人の様子から、どの形態でカリキュラムを組むかを事前に決め、お子様一人ひとりの発達状況に応じた発達支援を行っているところに特徴があります。例えば、発達に必要な愛着形成・感覚統合、ヒトとの距離の取り方、思いやりの心、察知する力の伸長や、指先トレーニングを通じワーキングメモリに刺激を与え、より良い発達へとつなげていきます。

当社の事業は児童福祉法に基づき、国からのサービス等報酬および利用者の自己負担金で運営されています。利用者の負担は、通所受給証取得者ならば前年度の年間所得が概ね890万円以下ならば上限4,600円/月、890万円以上ならば上限37,200円/月となっています。また、KID ACADEMY NURSERY、KID ACADEMY Genius kids educationでは、目的や年齢に応じた費用を負担いただきます。

■研究活動とギフテッド教育を展開

今後は、これまでの教育効果をふまえ、研究所の立ち上げを予定しています。例えば、既存の生徒のデータから能力の伸び率、発達障害の脳データとの相違を比較することで、発達障害の原因解明と改善方法の発見に寄与していきたいと考えています。

現在5-600人の生徒がいますが、その中にはIQ150を超えている子供が複数います。突出した才能に合わせたカリキュラム開発を行い、天才児育成を行うギフテッド教育にさらに力を入れていきます。サッカーのロナウド選手のような、特別な才能を持って生まれた子どもたちを対象にした教育ができる場を作っていきたいと考えます。


※2021年11月号掲載時点での情報です