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「AI/ロボティクスで、作業自動化DXソリューション」

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【儀間 匠氏 略歴】
生年月日:1988年9月15日
出身高校:天王寺学館高等学校
産業技術短期大学卒業後、新日鉄住金入社。生産設備の開発案件に携わる。その後ロボットスタートアップ創業メンバーとして参画、LINE(株)へEXITと共に退職。2017年(株)ASTINA創業。


【 (株)ASTINA】
【設 立】2017年3月27日
【所在地】東京都墨田区緑3丁目17-8 高島ビル
【資本金】68,000千円
【株 主】経営陣、Deep30、エンジェル投資家ほか
【役 員】(代)儀間匠
【事業内容】IoTデバイス、AI/ロボット装置の開発
【売上高】236,825千円(2021年2月期)
【従業員】36名


AI/ロボティクスで、作業自動化DXソリューション


■人手不足を自動化するパッケージ 「OKIKAE(オキカエ)」

多くの中小企業のオーナーは、「作業者が確保できない」ことで悩まれています。また、自動化を図るために設備投資をしても、投コストが回収可能かについて不安を感じておられます。そこで、当社は、IoT、AI、ロボティクス技術を用いて自動化や省力化がこれまで困難だった作業を自動化するパッケージ、『OKIKAE』を提供しております。当サービスパッケージの特徴は特定作業に特化したAIと、最適化された専用装置をハードとソフト開発を内製できる当社の強みを活かしてご提供する事例として、リネン製品のピッキング・処理自動化、光ファイバーの検品・自動挿入機、食品の検品などがあります。リネンを扱う会社の事例では、使い終わったリネンを洗う、消毒、広げて畳むという一連の作業の内、最も手間のかかる「広げて畳む」作業に注目し自動化装置を開発しました。



■ライセンスフィーの提供

当社が顧客と共同開発する装置の価格レンジは1台800万円-1500万円です。1社あたり平均10数台~80台程度納品し、販売代金とライセンスフィー(年間35万円/台)により収益を確保しています。当社は、各ニッチ産業のリーダー企業と装置開発をすすめ、装置納品後職域組合の他社展開などにより、納品会社にも、フィーが入る仕組みを提供する点です。システム導入と比較すると装置は長いLTV(5~10年)を持つので、結果、高利益率かつ安定的な利益が確保できます。

知財は、AIを用いた画像処理に関するワーク把持・処理に係るアルゴリズム及びワーク処理に於けるロボティクス・駆動機構に関する特許を取得しています。

■今後は営業力強化と組織を強化

当社のターゲットは参入障壁が高いニッチマーケットで、市場規模は500億円前後です。食品なら、こんにゃく組合など、各所には似た課題を抱えた潜在顧客がまとまっており、積算すると約1兆円規模になります。ニッチ産業に対し太いパイプを持つ地銀、信用金庫、商工会議所からの紹介により、営業効率化を進めます。資金調達は12月に1億3000万円で一旦クローズしますが、引き続き売上拡大、新技術の探求、組織を強化を図り2026年IPOを目指します。

※2021年11月15日更新