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「手ぶらで絶景に泊まれる「タイニーハウス」」

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【岡崎 慶太氏 略歴】
生年月日:1974年4月26日
出身高校:札幌日本大学高校
福井工業大学卒業後、江別市建設会社で13年勤務し、家業の(株)岡崎組取締役就任。
2017年当社設立、代表取締役就任。


【(株)KOYA.lab】
【設 立】2017年1月16日
【所在地】北海道中川郡本別町勇足71番地
【資本金】2,000千円
【株 主】岡崎慶太、山本晃弘
【役 員】(代)岡崎慶太
【事業内容】タイニーハウスの製造販売賃貸および宿泊サービスの提供
【売上高】4,000千円(2020年12月期)
【従業員】2名

<起業家インタビュー>

手ぶらで絶景に泊まれる「タイニーハウス」


■完全循環排水でどこでも移動・設置ができる

日本には、素晴らしい眺望や絶景が楽しめる場所がたくさんあります。しかし、国立公園や国定公園などでは建物の建築が制限された所も数多くあります。そこで、当社は、トレーラハウスデべロップメント社と台車販売契約を結び、北海道発・寒冷地仕様、移動が可能、そして居住性を高めたタイニーハウスを2017年9月から販売開始をしました。

この度新たに完成した当社のハウスの特徴は、除菌メーカーと共同開発した、キッチンやシャワーの排水が完全循環型、浄水システムにより再利用できる点です。このため下水道工事も不要、基礎工事も不要、そして完全自家発電型も搭載できる環境に配慮した設計になっています。



■グランピングや災害対策用宿泊施設として

タイニーハウスはどこにでも移動可能ですが、本別町(北海道中川郡)の定置ポイントに設置されたタイニーハウスでは、「絶景ひとり占めプラン」をご用意しています。地元食材を使った絶品バーベキューと朝食が付き、4人まで1棟55,000円(税込)からご利用いただけます。食事の準備から解放され、手ぶらでキャンプを楽しむことができます。

収益モデルは、寒冷地仕様・水循環システム導入したタイニーハウスを1台850万円~、リースは月8万円~、レンタルならば月13万円~となっています。用途も、地元密着型の移動型宿泊施設、また災害対策用宿泊施設など幅広くお使いいただけます。そのため、地方公共団体や民間企業に一定のニーズがあると想定しています。

■地域活性の起爆剤となる

アウトドア体験は日本人の中に大きな広がりをみせています。今後は、事業パートナーを増やしながら、土木技士である私が設置場所のご提案や利用提案を、そして1級建築士を持つ執行役員の山本がハウス内や外観を設計し、お客様のご要望に応じたハウスの提供に努めていきます。

日本全国の農業生産者や飲食店とコラボを広げ、人口が減少していく地域の活性の起爆剤としての役割も果たしていきます。

※2021年10月号掲載時点での情報です