「非上場株式の発行・流通市場の活性化」
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新規・成長企業へのリスクマネー供給拡大に向けて大きな動きが出てきています。
先日、日本証券業協会HPにアップされた「非上場株式の発行・流通市場の活性化に関する検討懇談会」の報告書では、原則禁止されていた証券会社の非上場株式への取り扱いが議論されています。
背景にはユニコーンを目指すスタートアップ企業や国内外の投資家ニーズが増えています。一方で証券会社にとっても限りなくゼロになっていく上場株式売買手数料以外の新たな収益機会の開拓が重要になってきます。 今年1~3月の国内VC投資額は456億円で前期比19%増と拡大しています(VEC資料)。日本発ユニコーン或いはデカコーンを育成するためには、VCのスキルアップはもちろん、ソフトバンクのような従来のVC以外のプレーヤー参入も期待されます。
日本証券業協会が関わる非上場株式市場は、株式投資型クラウドファンディング(ECF)と株主コミュニティ(旧グリーンシートの後継制度)があります。しかしECFの累計発行価額は63億円(196件)、株主コミュニティの流通取引金額は50億円(23銘柄)と上場株式市場と比べれば極めて小さな市場です。
スタートアップ企業の非上場株式市場を広げるためには、投資金額だけでなく投資家の数の増大も重要です。大手ECF会社の登録会員(エンジェル投資家)は7万人を超えています。ESG投資(環境・社会・企業統治に配慮している企業へ投資)は、機関投資家だけでなく、むしろエンジェル投資家の方が高い関心があるようです。
スタートアップ企業へのリスクマネー供給拡大が、SDGs(Sustainable Development Goals=持続可能な開発目標)社会への貢献にも期待したいです。
※「THE INDEPENDENTS」2021年8月号 - p23より