「クラウド通信型温感モニタリングシステム「アンサングシールド」」
=$DATE?> 公開
=$CORP_NAME?>
=$CORP_KANA?>
=$CORP_KANA?>
=$PERSON_POSITION?> =$PERSON_NAME?>
=$PERSON_KANA?>
=$PERSON_KANA?>
【茅野 修平 氏 略歴】
生年月日:1972年3月23日
出身高校:東海大学第一高校
両親急逝により大学進学を断念し、専門学校(3年制)に特待生入学するも2年で卒業。国内最大手通信系キャリアにてセキュリティ系重要施設の管理運用責任者等従事。祖父母の介護のため帰郷、看取りを経て、地元で自社創業を決意。2015年創業、同社代表取締役に就任。
【(株)イージステクノロジーズ】
設 立 :2015年1月22日
資本金 :61,000千円
所在地 :静岡県沼津市原655-44
事業内容:各種超小型センシングデバイスの設計開発およびデータ解析
<起業家インタビュー>
クラウド通信型温感モニタリングシステム「アンサングシールド」
■コロナ感染防止の盾(シールド)
新型コロナウイルス感染拡大防止に向け、クラウド通信型温感モニタリングシステム「アンサングシールド」の開発に成功。利用イメージは医療支援機関や学校等、公共性の高い場所の入り口付近に、感染の疑いがもたれる方からの二次的感染、感染拡大を防ぐためのクラウド対応型A I搭載の箱型自動計測機器です。主に赤外線と距離測定の2種類のセンサーと可視光カメラが搭載されており、来訪者や建物内で活動する方々の表面温度を適切な補正処理を行い計測、それと同時にマスク装着有無のチェックと手指消毒の同時実行を可能にし、かつ、それら所作の測定結果を瞬時に高度暗号化処理の上蓄積、離れた場所にいる施設管理責任者等に共有、万一の場合はアラート通知を同報させるシステムが実装されています。被計測者の表面温度異常が確認された場合、データを解析して同じ時間帯に周辺にいた方を追跡可能なことから、クラスター(感染者集団)の発生予測、発生回避の早期初動にもつなげられます。■超小型センサーと関連技術に強み
当社は、高性能センサーを手のひら未満までダウンサイジングした汎用型記録システム基板(超小型センシングデバイス『Logger One』)を開発、それをベースとした「道路公共交通インフラの高精度監視技術」の開発を推進、現在は社会実証レベルにまで確立しました。橋梁、横断歩道橋や標識等、「今どういう状態」で設置されているのか、その状態が「危険なのか」「危険ではないのか」を遠隔監視する仕組みで、この技術は経済産業省 関東経済産業局広域アクセラレータ2020にも採択されました。「Logger One」の新たな展開として、アンサングシールドは約6ヶ月未満という超短期間で医療支援の業界にアプローチを可能にする装置として開発、実装を成功させました。非接触体温計測は測定する被計測者と距離が離れていると誤差が生じやすいため、アンサングシールドではその計測距離を分析し、身体の表面温度計測面との距離を自動補正し、より正確な表面温度、体温値を分析、表示する機構を実装しており、その計測手法や分析手法はLoggerOneの基本構想、A I活用、データ分析技術を踏襲しつつ、新たな知財申請も実現させました。
また、アンサングシールドは電子問診票等の電子入力情報(例:各種アンケート、出勤、退勤情報等)とも連動可能で、例えば、病院等では待合室の初診受付の混雑を解消すると同時にクラスター回避にも貢献(一部医療支援機関にて実装中)、一般事業者向けとしては、無人受付機能装置としてニューノーマル励行管理システムをadd-onさせ併用する拡張開発等、展開幅や応用の幅が広い開発技術製品とした想定まで行い開発しています。
■今後の展望
6月に予約販売ベースでリリースを開始、今年200台の販売を目指しています。価格は本体約30万円とサポート費用月額1万5千円(税込/2年基本契約)、本機は地域や国を問わず利用可能であることから、国際特許も申請中です。 データに基づいてクラスターをつぶし、元の日常を早期に取り戻したいという考えに基づき、我々は高度センシング技術とIoT解析技術で社会の安全と安心に貢献していきます。※2021年7月号掲載時点での情報です