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「日本初 妊活・出産・育児アプリ「Flora」」

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【クレシェンコ アンナ 氏 略歴】
生年月日:1996年11月19日
出身高校:第一オデッサギムナジウム
ウクライナ国立オデッサ大学卒業。2017年に来日し京都大学法学部入学。 京都大学経営管理大学院の国際起業部に所属。2020年に京都のフェニクシーインキュベーションに選抜される。身近な人の妊娠うつ発症により、女性の体とメンタルケアを目的に同社を創業。

【Flora株式会社】
設 立 :2020年12月8日
資本金 :19,000千円
所在地 :京都府京都市左京区吉田橘町32番地
事業内容:情報サービスやデータ通信システムの企画、設計、開発、販売及びそれに伴う調査、研究、コンサルティング等

<起業家インタビュー>

日本初 妊活・出産・育児アプリ「Flora」


■アプリで日々の健康を管理

女性が安心して妊活・出産・育児を迎えられるITソリューション「Flora妊娠アプリ(β版)」を昨年12月上旬にリリースし、約1000人のユーザーからフィードバックを集め、サービスを展開中です。
このアプリは、健康管理、栄養面のアドバイス、そして精神的サポートという3つの機能を持ちます。ユーザーは、スマホにアプリをダウンロードし、心拍数、歩数、睡眠パターンを入力します。AIがユーザーの状態を随時モニタリングし、ニーズに応じた提案を行い、ユーザーの体とココロの健康維持をサポートします。

■Floraが提供するサービス

ユーザー人一人の状態やニーズが分析され、例えば妊活、妊娠、育児、更年期に向き合う女性の多くが必要性を感じるセミナー案内(例 マインドケア、パートナーシップ、子育てのコツ、ワークライフバランスほか)や関連情報が、独自アルゴリズムにより最適提案がなされます。ユーザーは好みのグループセラピーに参加し、同じ悩みを持つ人同士で会話することで、孤独感や悩み事が軽減されます。月額料は4000円です。
チャットボットでは、AIによる対話が行われ、メンタルチェックも行います(現在開発段階)。ユーザーの状態に何か懸念が感知された際には、外部のメンタルコンサルタントの連絡先を教え、セルフケア講座が提案されます。

■今後の展開について

①データリスクを考えた次世代分散データストレージ「IPFS SOUKO」 現在はβ版を展開中で、BtoC向け月額サブスクモデルがコアとなっていますが、今年度はBtoBの商談数を増やしていき、会社の従業員向けに法人がFloraを導入いただけるよう力を入れてゆきます。また、うつ病をカバーする保険をユーザーに紹介する、送客コミッションの徴収、ユーザーを現在の倍強の700人に目標設定し、収益化を図っていきます。

※2021年6月号掲載時点での情報です