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「すべての『食べて』を食べ手につなぐフードシェアリングサービス」

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【川越 一磨 氏 略歴】
生年月日:1991年6月24日 出身高校:暁星高校
2014年慶應義塾大学総合政策学部卒業。大学在学中に和食料理店で料理人修行をし、卒業後は㈱サッポロライオンで飲食店の店舗運営の経験を積む。退職後、大学時代に山梨県富士吉田市をフィールドとしたまちづくり研究をしていた関係で、2015年7月富士吉田に移住。空き家をリノベーションしたコミュニティカフェやこども食堂の立ち上げなどを行う。同年12月に当社創業。

【株式会社コークッキング】
設 立 :2015年12月1日
資本金 :175,500千円(準備金含む)
所在地 :東京都港区南麻布3-3-1
事業内容:食品ロス削減のためのフードシェアリングプラットフォーム事業
従業員数:10名

すべての『食べて』を食べ手につなぐフードシェアリングサービス


■食品ロス削減のためのフードシェアリングサービス「TABETE(タベテ)」

 日本の年間フードロス量は621万トンにも上ると言われ、これは国内の年間コメ生産量の4分の3や全世界の食品援助量の約2倍に相当します。この深刻なフードロス問題を日常の中でも考えるきっかけを提供したいと、当社ではフードシェアリングサービス「TABETE」事業を展開しています。
 「TABETE」は、閉店間際など、まだおいしく安全に食べられるのに廃棄の危機に面している食事を「食べ手」とつなぎ、最後まで売り切ることを応援するプラットフォームです。2018年4月にリリースし、ユーザー数35.1万人・店舗数1,470店に登録いただき、約80,000食・約37トンのフードロス削減に貢献してきました。

■ビジネスモデル

ユーザーは「TABETE」に掲載された食事をアプリ上で購入/決済し店舗でピックアップすることで”美味しく””お得に”フードロスに貢献することができます。店舗側は無料で食事情報を「250~680円」の範囲で掲載でき、販売した分だけ一律150円を当社が手数料としていただきます。これにより、店舗側はフードロス削減でブランドイメージを向上させながら、廃棄予定の食事を売上に転換することができます。飲食店や中食店が対象ですが、従来廃棄率の高かったパン屋や洋菓子屋などに特にご利用いただいています。

■今後の展開

今後は「TABETE」への掲載店舗拡大にまず注力します。現状は「購入したいのに購入できない」需要過多にありますが、ユーザーアンケートにより希望エリアや商品は抽出できており、我々の事業に共感いただける大手中食法人や商業施設デベロッパーへの提案を進めていきます。また、「TABETE」を通じて新たな顧客接点が生まれていることも確認できており、中長期の成長事業としてこれまでなかった中食・食品小売店舗向けの顧客管理SaaSも視野に入れています。これらのように、持続可能性への貢献に挑戦する飲食店を支援しながら「フードロス削減問題」への取組みを社会の大きなうねりに変え、当社も2025年のIPOを目指します。

※2021年3月号掲載時点での情報です

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