「証券市場に新しい血を入れるのが私どもの役割です」
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株式会社TOKYO AIM取引所
COO 伊藤 豊さん
1963年埼玉県出身。埼玉県立春日部高校卒。89年東京大学法学部卒。89年大蔵省(現財務省)入省。証券局、銀行局及び金融監督庁等に勤務。2003?05年産業再生機構。07年?東京証券取引所。09年より株式会社TOKYO AIM取引所 COO(最高業務執行責任者)。
住所: 東京都中央区日本橋兜町2-1 取引所免許取得日:2009年5月29日
資本金:1,000百万円 株主:東京証券取引所グループ 51% ロンドン証券取引所 49%
http://www.tokyo-aim.com/
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―TOKYO AIM取引所の設立背景について教えてください伊藤:当社は2008年の金融証券取引法改正により導入された「プロ向け市場制度」に基づき、東京証券取引所とロンドン証券取引所との共同で設立されました。2009年5月には取引所免許を取得しました。日本やアジアにおける成長力のある企業に、新たな資金調達の場と他市場にはないメリットを提供するとともに、国内外のプロ投資家に新たな投資機会を提供していきます。
―従来の証券取引所との違い、特に上場を目指す企業にとってのメリットを教えてください
伊藤:私どもは国内外の成長企業に適した柔軟な制度を採用しています。株主数や時価総額、売上高、利益等の数値基準はなく、J-Nomadが上場適格性を評価します。私個人としては、日本国内の中堅・中小企業がグローバルマーケットへ展開するためのエントランス市場になればと考えています。
―投資家(プロ投資家及び非居住者)から見た市場の魅力はどこにあるとお考えですか?
伊藤:リスクも高いが成長性も高い企業を評価し投資できるのは、比較的長期の投資スタンスで、かつ企業の目利きができる投資家です。未公開株投資を行っている機関投資家やベンチャーキャピタルのような投資スタイルにイメージが近いかも知れません。それでいて上場市場として売買が可能になります。日本企業との事業提携に関心のある海外企業や投資家も参加してくると思います。
―市場をサポートするアドバイザーコミュニティの役割について教えて下さい
伊藤:市場運営においては、企業をサポートする指定アドバイザー(J-Nomad)と、弁護士、会計士等の専門家からなるコミュニティのようなものを形成していきたいと思っています。ロンドンでもシリコンバレーでも、良い素材(ベンチャー企業、アイデア、技術)があると、経営、マーケティング、会計、法務、資金調達などの専門家が寄ってたかって、スター企業に育て上げてしまいます。そういう緩やかに繋がった、しかし信頼で結ばれている集合体をつくって、日本でも次から次に企業が育っていく環境を実現したい、TOKYO AIMがその核になりたいと思っています。
―TOKYO AIMのミッションについてはどのようにお考えですか?
伊藤:国内外の幅広いセクターから魅力的な企業を誘致し、日本の金融市場の活性化と国際化につなげる事です。IPOという新しい血を証券市場に入れていく尖兵になる事が私どもの目的です。
―TOKYO AIM第1号はどのような企業でしょうか?
伊藤:日本の市場にこだわらず、海外への上場も視野に入れているような企業が最もTOKYO AIM向きです。アジアでビジネスを展開する企業が、TOKYO AIMに上場することで、そのスピードを加速する、そんなマーケットになっていくと考えています。
※全文は「THE INDEPENDENTS」2010年12月号 - p19にてご覧いただけます