「再生医療技術を駆使した特殊な血球の提供により世界の人々の健康に貢献」
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【宮崎 和雄 氏 略歴】
生年月日:1973年9月5日 出身高校:桐蔭学園高等学校
1998年3月東京理科大学理学研究科化学専攻修了後、サントリー(株)医薬事業部入社。2005年4月第一アスビオファーマ(株)生物医学研究所 研究員。2007年4月アスビオファーマ(株)研究員。2013年4月Daiichi Sankyo India Private Ltd. Group Leader。2014年4月アスビオファーマ(株)主任研究員。2018年3月当社代表取締役CEO。
【マイキャン・テクノロジーズ株式会社】
設 立 :2015年2月23日
資本金 :80,090千円
所在地 :京都市西京区御陵大原1-36 京大桂ベンチャープラザ北館
事業内容:再生医療技術を使用した研究用の血球様細胞の提供
従業員数:8名(パート含む)
再生医療技術を駆使した特殊な血球の提供により世界の人々の健康に貢献
■未成熟な細胞の大量培養技術を開発
当社は、再生医療技術を使用した研究用血球を作製・供給する大阪大学発ベンチャーです。ES 細胞や iPS 細胞から分化を誘導した血球系細胞を成熟前の状態で止め、その細胞を大量に培養する独自技術を保有しています。再生医療技術を用いて作製した「血球様細胞製品」は、マラリアやデング熱をはじめ感染症および免疫系疾患の研究者に提供しています。■マラリアやデング熱等のウイルス研究の促進に期待
マラリア病原体の一つである三日熱マラリア原虫は幼若な赤血球(網状赤血球)にしか感染しませんがそのような赤血球の入手が困難なためマラリア研究は進まず、現在有効な治療薬は存在しません。当社は、ヒト由来の細胞から幼若な赤血球を大量にかつ安定的に供給することを可能にしました。また、白血球細胞に関しては、既存の方法に比べデングウイルスに対して1万倍以上の感度をもつミエロイド系細胞を提供しています。■大学との研究成果を活用
赤血球細胞製品は、京都大学・長崎大学と共同でマラリア研究用血球細胞の開発を行なってきました。 デング熱などウイルス研究用の白血球細胞製品は、熊本大学医学部免疫識別学講座および大阪大学微生物学研究所と共同で研究しています。物質特許に関しては、大学から「感染症分野」において独占使用の許諾を入手済です。使用法特許については大学と共同出願し、当社で独占使用権を得ています。■今後の事業展開
2019年8月、大阪大学ベンチャーキャピタルのOUVC1号ファンド並びにグロービス経営大学院より総額128百万円の資金調達を実施しました。今後も増資による資金調達で、①感染症の適応種類の拡大、②感染症以外の特に免疫・がん疾患への適応、③製品(血球様細胞)ラインアップの拡充を行っていきます。研究用血球細胞のグローバルニッチトップを目指し、製品提供を通じ、新薬・ワクチン等の開発に貢献していきます。※2019年12月号掲載時点での情報です