「「安全な登山をもっと多くの人が楽しめる社会を実現します」」
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株式会社NGCS
代表取締役 北村 亮さん
1980年生まれ。三重県立四日市高校卒業。2004年名古屋大学卒業後、SCSK株式会社(旧株式会社CSK)入社。2012年12月退職。2013年5月に個人事業主として独立。2013年12月株式会社NGCS設立、代表取締役就任。
設 立 :2013年12月4日 資本金:3,000千円
本 社 :愛知県名古屋市中区富士見町13-19-503
事業内容:登山特化のスキルマーケットの運営
http://mt-supporter.com/
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「登山特化のスキルマーケットを通じ、安全な登山をもっと多くの人が楽しめる社会を実現する」■ 事業コンセプト
登山はその苦労に見合うだけの喜びを与えてくれるものです。しかし近年、遭難件数が増加しており、遭難救助に多大な公費が投入されています。その裏側には未熟な登山者の増加という背景があります。より多くの人が、より多くの山を安全に楽しめるようにするために2013年12月に起業、登山の学びを支えるMt.Supporter(マウントサポーター)を運営しています。
■ マーケット戦略
登山初心者向けコンテンツを充実していき、インターネット検索上位を目指します。既存サービスの山岳会や山岳ガイドに比べて、気軽に安価で質問相談できるようにしていきます。外国人にも日本の山岳の魅力を伝えていきます。
■ ビジネスモデル
登山経験者(教える側)から初心者(教わる側)へ、登山計画や装備などの知識を提供するスキルマーケットを運営しています。教わる側の利用料(謝礼)は1回1,000円程度として、当社は利用料の30%を手数料として徴収していきます。
■ 事業計画発表会での質疑応答(2014年1月20日名古屋)
Q:利用料の徴収方法や、提供内容に不満がある場合の対応についてどう考えているか
A:Paypalで課金し、クレームの場合は半額を返金します。
Q:サイト運営者の信頼性をどう保つか
A:教える側(経験者)へ事前面談して知識レベルを確認します。
Q:知識の提供だけでどこまで実際の登山に対応できるか
A:登山ツアーや山岳ガイドとのアライアンスを考えています。
Q:ネット上の競合先(他のスキルマーケットや登山に関する情報)との差別化をどのようにおこなうか
A:登山計画のレビューなど、きめ細やかに個別対応していきます。
Q:1回知識を習得した後にリピートするか
A:そこは危惧するところですが、上位登山への挑戦をレコメンドしていきます。
Q:初心者からの信頼感を得るためには、北村さん自身が登山家としてのブランドを確立するとよいのでは。
A:・・・・検討します。
■ コメンテータよりのアドバイス
・投稿者によるコンテンツの著作権処理、アドバイスに対しての免責事項について対策を検討したらよいと思います。(内田・鮫島法律事務所 柳下彰彦)
・課金ターゲットは、登山初心者よりリスク感覚の高い経験者ではないでしょうか。セミナー開催など収益モデルの多様化も検討するとよいと思います。(AGSコンサルティング 小原靖明)
※全文は「THE INDEPENDENTS」2014年2月号 - p12にてご覧いただけます