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「「コイル巻線技術をベースに、人にやさしい21世紀ランプを開発しました」」

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天草池田電機株式会社
常務取締役 池田 博文さん

1973年熊本県上天草市生まれ。1991年鎮西高等学校卒業後、オムロン熊本(現・オムロンリレーアンドデバイス)入社、アジアを中心に約10年間海外業務や労働組合の業務に携わる。2013年天草池田電機入社。

設 立 :2002年7月1日 資本金:58,900千円
代表者:代表取締役 池田 博嗣(オムロン天草株式会社 出身)
本 社 :熊本県上天草市松島町合津2101番地
事業内容:電子部品製造(86%)・自社ブランド製品(14%)
http://ikeda-aid.jp/

「コイル巻線技術をベースに、人にやさしい21世紀ランプ『ELI (エリー)』を開発」

当社はオムロン向け電子部品製造で培ったコイル巻線技術をベースに、マグネットリレーやソレイド(螺旋状コイル)などの電子部品製造およびアプリケーション開発を行っています。

■ 無電極誘導ランプ「ELI(ElectrodeLess Induction)Lamp」
「ELI(エリー)ランプ」は電極消耗がないのでランプの寿命が大幅に伸びました。発光原理は、コイルに流れる高周波電流によって発生する電磁波利用にあり、電極がありません。
特徴は、超寿命、省エネ、明るさにあります。LEDのように直線ではなく拡散するので、人にやさしい光でもあります。LEDに比べて大ワット化が可能であるので、街路灯や店舗・室内用大型照明(工場灯・倉庫灯など)などに使われています。現在は代理店36社およびOEM2社を通じて販売しています。

■ 生き残りを賭けた取り組み「変わる&変える」
当社の前身は、1972年に設立された立石電機(現オムロン)生産子会社であったオムロン天草株式会社です。
2002年にオムロン天草株式会社工場が閉鎖され、当時工場長であった池田博嗣(現当社代表取締役)が「地元の雇用を守りたい」という熱意で、同年7月に天草池田電機株式会社として従業員買収(EBO)により新たにスタートしました。
しかし大企業子会社から中小企業となり、自らの生活は自らが開拓しなければ企業として生き残れないという現実に立たされ、熊本県の支援を受けながら新商品技術開発を行ってきました。

■ 自社ブランドコンセプト「エコエイド」
2010年12月に環境(Eco)を支援(Aid)するというコンセプトの自社ブランド「EcoAid(エコエイド)」を立ち上げ、第一弾として「ELIランプ」を販売いたしました。これからは「安心・安全・環境・健康」をキーワードに商品開発や販路開拓を行い、世界で戦える集団を目指していきます。

※全文は「THE INDEPENDENTS」2014年2月号 - p11にてご覧いただけます