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「ライブファン参加型サービスでライブ市場の裾野を活性化」

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【高松 友治 氏 略歴】
生年月日:1981年3月15日 出身高校:大阪府立大冠高校
ドラマーとしての活動を経て2008年(株)アクトコール入社。営業部長、新規事業開発部長を経て2018年当社設立、代表取締役就任。

【株式会社ソナーユー】
設 立 :2018年12月21日
資本金 :15,500千円
所在地 :東京都港区南青山3-8-40 青山センタービル2F
事業内容:定額制ライブ行き放題サービス『sonar-u』・オーディエンス参加型ライブグランプリ『Mudia』
従業員数:2名


ライブファン参加型サービスでライブ市場の裾野を活性化


■定額制ライブ行き放題サービス『sonar-u』

 当社の運営する『sonar-u(ソナーユー)』は、月額1,600円(税別)で提携しているライブイベントに行き放題のサブスクリプションサービスです。近年、ライブ市場はフェス等の大型イベントで成長しており、メジャーなイベントではイベントやアーティストの情報が広く発信されています。一方で、トップアーティスト以外が活躍するライブ市場では情報が乏しくユーザーの趣向に合うものか判断することが難しい傾向にあります。私たちは『sonar-u』を通して誰もが日常的にライブ会場に遊びに行ける環境を提供し、まずは市場の延べ動員数を増やすことを目指しています。

■オーディエンス参加型ライブグランプリ『Mudia』

 2019年1月にはオーディエンス参加型ライブグランプリ『Mudia(ミューディア)』をリリースしました。ユーザーはアプリ上で配信されているライブを視聴し、パフォーマンスが素敵だと思ったアーティストにギフティング(投票)を行います。出演者でギフティング数を競い、上位のアーティストだけが次のステージへ進むことができます。優秀アーティストは大きなステージへの出演のチャンスをつかめるだけでなく、有料ギフト等の売上分配によってチケット代以外の収益が得られるようになり、新たなマネタイズを創出することも可能になっています。

■今後の事業展開

 2019年内をめどにライブのレビューが投稿できる口コミ型メディアのリリースを計画しています。ユーザーが体験したいイベントか否かをAIにより判断できるツールを構築していくことも視野に入れています。この機能を活用し、ライブ主催者の無料のPRの場として活用されることを目指します。将来的には『sonar-u』の運営を通じて蓄積されたデータを活用し、ユーザーの行動履歴に基づくライブの推薦、集客見込みの最適化などを進める予定です。
 この事業は私が全国のライブハウス運営者やアーティストの話を聞いて着想したものだからこそ、彼ら彼女らから共鳴や協力を集める事ができ、半年で1,200本超のイベントを開催することができました。今後も悩みを抱えるライブ主催者や集客を伸ばしたいアーティストに対して魅力的なイベントづくりをサポートし、市場の活性化に寄与していきます。

※2019年11月号掲載時点での情報です