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「「最先端の表面処理技術を核に、MEMSから地域資源の活用まで対応します」」

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株式会社オジックテクノロジーズ
代表取締役 金森 秀一さん

1956年熊本市出身。熊本高校卒。1980年鹿児島大学大学院工学研究科卒業後、松下電器産業株式会社(現・パナソニック株式会社)入社、エアコン等のコンプレッサー開発に携わる。1986年当社入社。1989年代表取締役社長就任。

設 立 :1967年3月3日(創業 1947年10月) 資本金:23,000千円
本 社 :熊本県熊本市西区上熊本2-9-9
事業内容:表面処理技術の開発および製造、サクラン抽出
http://www.ogic.ne.jp/

「最先端の表面処理技術を核に、MEMSから地域資源の活用まで対応します」

当社の使命は、表面処理をより進化させて先端産業に役立つように提案していくことです。そしてそこで培われた経営資源や技術・ノウハウを生かして地域資源を高機能化・高付加価値化していくビジネスを将来の事業の柱の一つとすべく日々研究を続けています。

■ 環境にやさしい技術
鉛を使わない「Pb(鉛)フリーはんだ」、六価クロメートと同等の耐食性を持つ「亜鉛三価化成皮膜」、重金属フリーの「無電解ニッケル」など、環境にやさしい表面処理技術で、半導体製造装置・機械部品・自動車部品等の「防錆」「防食」「耐磨耗性向上」に役立てています。

■ MEMS対応技術
精密電鋳技術(高精度めっき皮膜形成)は、MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)の構成要素となる微小機構部品を製作する手法のひとつで、写真製版(フォトリソグラフィ)技術によって作られた微細なパターンに、高性能なめっき皮膜を精度良く形成します。エッチング手法などとは違い、高アスペクト比の微細パターンを忠実にネガティブ形状で転写し、所定の膜厚を高速で欠陥無く作製することが可能です。

■ スイゼンジノリから「サクラン™」を抽出
熊本の高級食材「スイゼンジノリ(水前寺海苔)」に含まれるサクランは、驚異の保水力を持つ天然高分子として、化粧品・食品添加物・医薬品・レアメタル回収等への利用が注目されています。当社は、グリーンサイエンス・マテリアル株式会社(熊本県:代表取締役金子慎一郎)からの委託を受け、新規多糖類「サクラン™」の抽出を行っています。

■ 取引先
アイシン九州株式会社、アルバック九州株式会社、九州電子株式会社、サンコール菊池株式会社、電気化学工業株式会社、東京エレクトロン九州株式会社、三菱電機株式会社、平田機工株式会社、他100社

※全文は「THE INDEPENDENTS」2014年2月号 - p10にてご覧いただけます