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「インデペンデンツクラブの理念」

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【國本 行彦】
1960年8月21日生。
東京都立志村高校卒業。
1984年早稲田大学法学部卒業後、日本合同ファイナンス(現・JAFCO)入社。
2006年1月5日(株)インディペンデンツ(現(株)Kips)設立、代表取締役就任。
2015年11月9日 特定非営利活動法人インデペンデンツクラブ 代表理事就任(現理事)



 2008年のリーマンショックによってベンチャー業界は大きな損失を抱え長らく停滞時期が続きました。その時、ベンチャー関係者の多くが撤退する中で、ベンチャーコミュニティの活性化を願ってインデペンデンツクラブが発足しました。今回はその誕生時の理念をご紹介させていただきます。

 リバプールの地下にあるクラブで毎晩ひたすらRock’n Rollを演奏していたバンドがありました。ある日彼らはそこで一人の男に出会い彼をバンドマネージャーにしました。彼は革ジャンからスーツに彼らを着替えさせて、それからアメリカへ連れて行きました。その後、彼らは沢山の外貨を獲得し、その功績に対して勲章が授与されました。

 私どもは「一人でも多くの人と一緒に1社でも多くの公開会社を育てる」を理念に掲げ、2008年に「INDEPENDENTS CLUB」を発足いたしました。(2015年11月より特定非営利活動法人インデペンデンツクラブへ移管)
 人生を賭けて経営する起業家に対して、事業機会を提供する人、資金を提供する人、知識や知恵を提供する人、一緒に働く人、それら起業家のリソースピープルをなる人たちが集まり起業家のビジョン実現をサポートする場です。

 成長するベンチャー企業はみな個性的です。そして時代のニーズに合致すれば大きく成長します。しかし社会性がないと事業は長く続きません。

 私どものミッションは、全国の個性溢れる起業家を発掘し、投資支援を通じて、世界でこよなく愛されるビートルズのように、日本を代表するベンチャー企業を皆様と一緒に1社でも多く支援していく事です。そのために一層の努力を重ね社会貢献を果たしていく所存です。今後も皆様のご支援を賜りますようお願い申し上げます。


※「THE INDEPENDENTS」2019年9月号 - p38より