「家事代行サービスで高齢者や働く女性が安心して暮らせる環境を目指す」

家事代行サービスで高齢者や働く女性が安心して暮らせる環境を目指す

■家事代行市場におけるニーズの高まり

　近年、共働き世帯の増加や高齢化、未婚率の上昇による単身世帯の増加によって、生活の様々なシーンでアウトソーシング化が進んでいます。それに伴い、家事代行サービスの需要は富裕層だけでなく幅広い層で拡大しています。経済産業省によると、家事代行サービスの現在の市場規模は約900憶円ですが、将来的には6,000億円まで成長すると推測されています。
　また、労働力不足の深刻化によって、女性の社会進出や活躍への期待が高まっています。2014年に経済産業省が「家事支援サービス推進協議会」を設置するなど、国としても女性の働きやすい環境の整備に向けた家事代行サービスの普及を推進している現状があります。

■一般家事と高齢者支援の両輪で家事代行サービスを提供

　当社では一般家事と高齢者支援の2つのサービスを1時間につき2,200円で提供しています。掃除や洗濯、料理などの一般家事のみならず、介護保険を使わない介護サービス、通院介助、見守りなどを行っています。当社のスタッフは子育てを終え、家事経験が豊富な50〜60歳代を中心に約102名が登録しており、うち約80％が介護・看護系の有資格者である事が特徴です。
　介護保険では通院介助、生活必需品以外(嗜好品等)の買い物、被介護者以外の食事づくり等は保険適用外になります。そのため、高齢者家庭では、一般家事と高齢者支援のサービスを組み合わせて利用する方が多いです。利用者層は全体で高齢者の家庭が8割で、働く女性の家庭が2割です。

■今後の事業展開

　今後は体験会の実施やイベント出展を通して地元・富山での認知度を高め、家事代行サービスに関心はあるが利用したことがない層に向けてアプローチを強化していきます。また、福利厚生サービスとして家事代行を導入する企業が増えてきているため、法人に対する営業を強化します。家事代行サービスを通して高齢者、働く女性が安心して暮らせる環境を目指します。

※2019年8月号掲載時点での情報です