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「ノバルス(株)、ブレインイノベーション(株)」

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11月5日月例会の様子

11月5日(月)東京21cクラブ コラボスペースにて、インデペンデンツクラブ会員および起業家向けのインデペンデンツクラブ月例会を開催いたしました。

 第335回事業計画発表会では、2社より資金調達や提携先獲得を目的に発表が行われ、コメンテータであるグレートアジアキャピタル&コンサルティング代表社員の細窪政氏、弁護士法人内田・鮫島法律事務所弁護士の杉尾雄一氏からビジネスモデルや知財に関するアドバイスをいただきました。インデペンデンツクラブ理事の國本行彦氏より講評・総括の後、会員によるスピーチがなされました。終了後は登壇者・参加者らで情報交換会が行われました。

No.923 ノバルス株式会社(代表取締役 岡部 顕宏 氏)

身の回りの単三電池対応の製品をIoT化できる乾電池型IoTデバイス『MaBeee(マビー)』の開発販売を行っている。既存機器の改造が必要なく、乾電池に装着するだけで利用できるため導入コストが少ない。プログラミング教育向けの教材に対応したアプリの提供や高齢者見守りサービスへ活用されている。生活状況をクラウドにより可視化できるためデータの蓄積から異常発見や病気の早期発見にも応用している。見守りサービスは競合が多いため認知度と営業力によるスピーディーな市場獲得が求められる。また建築現場での異常感知など産業用への展開によって今後幅広い活用が見込める。


No.924 ブレインイノベーション株式会社(代表取締役 東郷 浩泰 氏)

 東北大学大学院薬学研究科の森口茂樹講師が既存の治療薬メマンチンの新たな作用機序を発見したことで世界で初めて科学的に実証された「脳の糖尿病仮説」の研究成果の事業化を目指して当社を設立。AD型認知症の中核症状である認知機能障害だけでなく、周辺症状であるうつなどの精神機能障害にも効果を発揮することが確認されているなど優れた治療効果を持つ薬として期待されている。開発品にかかる特許は東北大学が取得しており、当社は大学よりライセンスを受けて事業化を行う。特許期間があるため開発を急ぐ必要はあるが、創薬ベンチャーは相当な資金が必要となるため、リスク分散を考慮した資金調達活動を行っている。




2018年11月5日インデペンデンツクラブ月例会 東京21cクラブにて