「消えゆくベンチャーキャピタリスト」
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【國本 行彦】
1960年8月21日生。
東京都立志村高校卒業。
1984年早稲田大学法学部卒業後、日本合同ファイナンス(現・JAFCO)入社。
2006年1月5日(株)インディペンデンツ(現(株)Kips)設立、代表取締役就任。
2015年11月9日 特定非営利活動法人インデペンデンツクラブ 代表理事就任(現専務理事)
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ベンチャーキャピタリストにとって重要なスキルの7割はファインディング(finding)力と言われます。ファインディング、すなわち目利きには情報収集力が必須です。VCにとっての情報収集力とは有望な投資情報にいち早く接触できる人的ネットワーク(人脈)を築く事です。最先端テクノロジーやサイエンス業界の、或いはVC業界のインサイダーになれなければ成功確度の高い投資はできません。「金融業界でなくなる職種ランキング」(週間ダイヤモンド2016年9月3日号)でベンチャーキャピタリストは18位にランクされました。消滅予想年数は5.8年と短いものでした。最後の徒弟制度と言われたVC業界は経験が重視されます。クラウドファンディングやクラウドセールスなどインターネットを通じた資金調達によってVCと個人との情報格差は縮まり、AIの進化によって投資経験の共有化(データベース化)が進めば投資判断のスピードも早くなります。ベンチャーキャピタリストという限られた人的資源に頼っていたベンチャー投資市場が大きく広がるチャンスでもあります。
起業家に求められている能力は未来をデザインする力です。ベンチャーキャピタリストが生き残るためには起業家の事業遂行力や意気込み(覚悟)を見極める力と経営アドバイサーや事業プロデューサーとしてのスキルが求められます。そしてそれは起業家によって見極められていきます。
※「THE INDEPENDENTS」2017年8月号 - p2より