「世界最高水準の単層ナノカーボンチューブ」

―名城大学発ベンチャー
当社は名城大学の安藤研究室の｢カーボンナノチューブ（ＣＮＴ）大量合成法｣を事業化するために設立されました。炭素の結晶体であるカーボンナノチューブは、｢導電性｣｢熱電導性｣｢軽量・強度｣など、ナノテクの中心的な素材として注目されています。単層カーボンナノチューブ（ＳＷＮＴ）では国内唯一の製造販売会社であり、エネルギーデバイスなどの応用商品を開発しています。

―ナノ材料に必須の分散技術
「ナノ」単位のＣＮＴの効能を活かすためには、溶剤へ混ぜるための分散化技術が市場拡大の鍵になります。当社は高密度分散化技術について製造特許を保有しており、多層カーボンナノチューブ（ＭＷＮＴ）の分散液を多くの企業に販売しています。

＊カーボンノチューブには、量産型で低価格のＭＷＮＴと、高性能だが高価格のＳＷＮＴの２種類がある

―今後の事業計画
ＭＷＮＴ分散液は瀬戸工場から顧客へのライセンス生産も検討しています。ＳＷＮＴは低コスト量産化開発により、20万円/gを100円/gに下げたいと思います。将来的には、ＳＷＮＴ分散液やコーティングシート開発によって年商100億円を目標にしています。

―ターゲットとする分野
・エネルギーデバイス
　リチウムイオン電池の添加剤、キャパシター電極、
　燃料電池白金担持体
・スポーツ用品、航空機部材
　炭素繊維複合材への添加による軽量強度部材
・金属、セラミックス複合材
　強度部材
・透明電極
　フィルムコーティングによる透明電動膜
・エレクトロニクスデバイス
　金属型ＣＮＴ、半導体型ＣＮＴ、グラフェンを
　利用した薄膜型トランジスタ、微細配線材
・太陽電池
　ナノカーボンを利用したプリントタイプの太陽光発電
・バイオ
　再生衣料向け細胞培養膜

■ 9月4日東京インデペンデンツクラブのご案内
同イベントにて、名城ナノカーボン橋本社長に事業計画を発表いただきます。
参加をご希望される方は、コチラからお申込下さい。

※全文は「THE INDEPENDENTS」2012年8月号 - p12にてご覧いただけます