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「「航空機産業への取り組み(次世代ジェットエンジンのダクト開発)」」

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1952年7月25日生。1975年近畿大学理工学部卒業後、当社入社。1996年12月(代表)取締役就任。

No.685 野田金型有限会社(代表取締役 堀口 展男 氏)

「航空機産業への取り組み(次世代ジェットエンジンのダクト開発)」


■ 次世代ジェットエンジンダクト開発プロジェクト

自動車・プラント向けの従来の鋳造・溶接製造方法から、鍛造削り出し(溶接レス)工法に切替えることで、形状、肉厚、重量、燃費効率に飛躍的改善効果を実現。削り出し製法によるエルボ(パイプのカーブ部分)の知財が固まった今、ジェットエンジンメーカ大手からの引き合いに対して中型航空機次世代エンジン向けダクト供給を計画。生産キャパはTier1メーカ等にライセンス供与することで確保する。

■ 高品質なエルボを必要とする航空機産業

従来の鋳物肉厚品に対して、鍛造品の削り出しによる肉薄化と溶接レスで溶接歪を解消する一体品複雑製品製作で驚異的な重量軽減を実現。さらエルボはすべて真円にできるので摩擦係数も大幅に軽減、大幅な少エネ(燃費向上)効果が期待される。現在は世界最大の航空機エンジンメーカーへの部品供給(Tier2)として2018年を目標に納入調整段階に入る。

■ エルボ特許取得・申請

①削り出しエルボ(VECTON)の製造方法特許取得(日本、米国、ロシアなど8か国及び海外25ヶ国で審査中)
②内径切削(HYBRID ELBOW)の製造方法特許取得(日本。海外10ヶ国審査中)

<発表企業からのコメント>

削り出し製法によるエルボ加工という汎用性の高い製法・製品・ツールに関する知財固めがひと段落付いたことを受け、一気に各関連市場を抑えに攻勢をかけるタイミングに来ました。是非とも、関係各位の方々のご支援のほど、よろしくお願いします。

―2016年5月27日京都インデペンデンツクラブ(京都監査法人)にて

【野田金型有限会社 概要】
設 立:1953年10月9日 資本金:5,000千円
所在地:大阪府高石市高砂三丁目38
事業内容:削り出しエルボの製造・販売