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「グルメアプリで社会貢献と収益追求を同時に行っていきます」

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【城宝 薫 略歴】
1993年4月19日、十文字学園高等学校卒業。中学・高校時代から社会貢献活動に関わると同時に、水泳、サッカー、陸上とスポーツ女子として育つ。2012年4月には企業と提携して新商品開発を行う学生団体Volante[ボランチ]を創設、代表を務める。2014年6月大学3年生時に、株式会社Volante(現テーブルクロス)設立、代表取締役就任(現任)。2016年3月立教大学経済学部卒業。

【株式会社テーブルクロス 概要】
設 立 :2014年6月25日
資本金 :18,000千円(株主:経営陣、SocialEntrepreneur2投資事業組合)
所在地 :東京都新宿区四谷4-3-1
事業内容:社会貢献型グルメアプリの運営
従業員数:5名

No.687 株式会社テーブルクロス


「グルメアプリで社会貢献と収益追求を同時に行っていきます」


■ 飲食店予約が途上国のこどもへの給食代になる社会貢献型グルメアプリ「テーブルクロス」

テーブルクロスは飲食店を予約する事によって、途上国の子供に給食を届ける(寄付)ことができる社会貢献型グルメアプリです。ユーザーはテーブルクロスのアプリを通じて飲食店を予約するだけで寄付ができ、店側は集客効果に繋がります。当社は飲食店からの送客収入(1人当180円)の一部(30円)をNPO団体に寄付します。現在のアプリユーザーは口コミだけで1万人になっています。

■ 完全成果報酬型で飲食店登録が急拡大

飲食店側の導入及び月額費用は無料にして送客実績に基づく完全成功報酬型モデルで、飲食店側の導入ハードルを下げ、後発ながらサービス開始1年で導入店舗は6,100店舗になりました(2016年4月現在)。2015年3月のスタート時点は個店開拓を地道に行っていましたが、エー・ピーカンパニー(東証1部)の導入をきっかけに大手飲食チェーンの加盟が増えました。現在は代理店制度によって首都圏中心に営業開拓を行っています。

■ CSV(Creating Shared Value:共通価値の創造)経営を目指す

サイトの特徴は、アプリ内に搭載された「エンジェルカウンター(商標登録、特許出願中)」によってこれまでの予約人数をカウント表示できる点にあり、自分の社会貢献度が可視化される事です。飲食店にとっても社会貢献度(予約数)によってサイト上位に表示され、大手グルメサイトとは違う新しいユーザーの開拓に繋がっています。私どもの目指すところは、企業価値と社会貢献を同時追求するCSV経営であり、そのために株式上場も出来るだけ早く実現していきたいと考えています。

<発表企業からのコメント>

お金も人脈も情報も何もない中で起業しましたが、日本政策金融公庫がサービスがない学生に初めて融資を出してくれたことなど、恵まれた環境が度重なり事業を進めることができました。サービスをスタートした頃は加盟店舗が100店舗もなく、ユーザーへのアプローチをしたとしても地域が限定され、さらに予約ができるお店が少なかったことが現実でした。サービス開始から1年2ヶ月が経ちましたが、1年間は飲食店を増やすことに集中をしてきて掲載店舗数が6,100店舗まで増え、ようやくスタートラインに立てた気分です。今後はユーザーの拡大に集中する1年にしたいと考えています。