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「大阪インデペンデンツクラブ(2016年4月14日)」

公開

<イベントレポート>

大阪インデペンデンツクラブ

2016年4月14日@大阪イノベーションハブ

主 催:特定非営利活動法人インデペンデンツクラブ
共 催:大阪イノベーションハブ、株式会社Kips
協 賛:株式会社AGSコンサルティング、弁護士法人内田・鮫島法律事務所、有限責任監査法人トーマツ
後 援:日本ベンチャー学会、日本ニュービジネス協議会連合会、日本ベンチャーキャピタル協会

【第一部 基調講演】

「学生ベンチャーによる地方創生」 →講演レポートはこちら

熊野 正樹 氏(NextE株式会社 代表取締役/元・崇城大学 准教授)


【第二部 第227回事業計画発表会】

No.669 株式会社ネクステージ(代表取締役 福井学) →紹介記事はこちら

【事業概要】月額980円で演劇見放題のオンライン配信サービス“歓劇三昧”を展開。自社撮影と編集技術と地道な営業努力で小劇団を中心に独占配信権を獲得。今後は電子チケットサービス、最前列観劇モード、4K配信、海外配信などによって演劇市場の拡大を図る。

【コメント】
・著作権(脚本、役者、音楽使用許諾、配信許可・DVD化等)問題がポイントになる(弁護士法人内田・鮫島法律事務所 丸山真幸)
・演劇配信による収入増だけでなく、ライブ観客導入など劇団経営への貢献を評価する(株式会社AGSコンサルティング 渡邉高広)
・「歓劇三昧」による劇団支援のモデルケースを作ると導入事例が増える(トーマツベンチャーサポート株式会社 権基哲)

No.670 グリーンコンチネンタル株式会社(代表取締役 中村壮博)

【事業概要】観葉植物の開発生産(天井から垂れ下がるオリジナル植物等)と商業施設・店舗の演出を手掛ける。既存園芸市場以外のインテリア・イベント市場ターゲットに、植物レンタル・展示・店頭委託販売を行う。植物IoTによる環境コーディネイト「MONET」プロジェクトで省エネ効果を大企業と共同研究中。

【コメント】
・植物のセンシング機能を活用した「MONET」は営業戦略に期待できる(権基哲)
・IoT分野での大企業との共同開発においては特許の共同取得も心掛ける(丸山真幸)
・従来の観葉植物レンタル・販売と違う切り口でグリーン拡販する革新的モデル(渡邉高広)

No.671 株式会社リンクアンドシェア(代表取締役 中間秀悟)

【事業概要】食品製造会社(特に地方の中小企業)とバイヤー(百貨店、スーパー、通販)を、Web展示会等を通じてマッチングするプラットフォーム事業を展開。営業マンを雇えない製造工場に対して、製品開発支援と顧客提供によって売上コミッションを受け取るクラウドSR(セールスレップ)事業を今後強化。

【コメント】
・食品業界では特に商標権が海外企業や同業者に先行される例が多く重要となる(丸山真幸)
・ロット供給力やラベル・パッケージ対応力など登録情報充実が必要になる(渡邉高広)
・登録食品会社の選別・決済機能等の充実と、マスを取るためのプラットフォーム展開が鍵を握る(権基哲)

【第三部 起業家スピーチ】

・株式会社MOBB(代表取締役 川邊晃)

【事業概要】美容院向けのデータ管理プラットフォーム「Carries」を運営。予約管理、ネット購買、スタッフ管理、在庫管理、ECなどを順次公開予定。初期費用無料、トランザクションフィーによる収益モデルで、これまでIT導入が進まなかった美容院層への普及を図り、海外展開も視野に入れる。

・株式会社ファーストブランド(代表取締役 河本扶美子) →紹介記事はこちら

【事業概要】スマホで参加できる登山教室「やまスク」を2016年4月より正式公開。登山未経験者・初級者向けに1時間の講義3回と実技3回(長野)を、プロ山岳ガイドが教える。まずは実績をつくり、今後はより学ぶ意欲が高い中級者向けにも講座を開設し、幅広い層への普及を図る。

・株式会社ミレニアムダイニング(代表取締役 重森貴弘) →紹介記事はこちら

【事業概要】ヘルシーなメニューを取り揃える弁当専門店「お弁当物語」を展開。名物であるだし巻き卵は大阪の食材・調味料のみを使用。大阪府の研究施設と冷凍技術を共同開発するなど、手作り感を維持しながら新たな調理技術開発にも注力。地方にセントラルキッチン配置も計画中。

―2016年4月14日 大阪イノベーションハブにて