「ECプラットフォーム事業、クラウドサービス事業」

No.646 株式会社INDETAIL

「ローカルベンチャーのIPOモデルを構築する」

■ 新たなローカルビジネス神話を創造する

地方の景気は都心部と比べると決してよくなく、環境的に厳しい状況にあるといえます。弊社の事業はすべて「地方と都市部」「地方と全国」という構成を念頭に展開されています。北海道でスマホ開発やソーシャルゲーム運営受託を行いながら、2014年には自社ECサービス「MOREMALL」をリリース、東京支店を設けて全国へ営業展開しています。

■ 中小企業のICT利活用の課題を解決する「Growth Cloud」

日本にある企業の約9割が中小企業、そのうちの8割が地方にあります。72％が販売力強化、売上アップを課題にあげています。EC市場に関しては右肩上がりです。中小企業はなぜインターネットを活用できていないのでしょうか。その理由は、（１）システムの投資コストが大きい（２）リテラシーが低くどうして良いかわからない、の2つがあげられます。それらを解決するのが弊社の「Growth Cloud」というサービスです。
　「GrowthlCloud」は、Webページとアプリを使ってのEC、クーポン、予約等さまざまなサービスを複合したもので、その中から各企業が自由に組み合わせることが可能なサービスです。将来は、数百を超える「GrowthlCloud」導入企業のシステム共通化を行い、様々な企業同士が連携していくことを考えています。例えばTポイントのような共通ポイントに関しても、システムを連携することによって、地方の企業同士でお客さんの共有が可能になる。数百の企業が相互送客できる世界を実現することを目指しています。



【株式会社INDETAIL　概要】
設　立　：2009年1月
資本金　：125,000千円（株主：経営陣67％、VC、事業会社）
所在地　：北海道札幌市中央区大通西9-3-33
役　員　：(代)坪井大輔、古田良三、(社外)保田隆明
事業内容：ECプラットフォーム事業、クラウドサービス事業
従業員数：103名　拠点：札幌（本社/LABO/LABO2）、東京支店

＜コメント（松田修一）＞
受託開発からの脱皮を図り開発した「Growth Cloud」はレベニューシェア型で長期回収するビジネスモデルですが、先行投資のための財務力とシステムへの吸引力、そして中小企業の意識を変える提案営業を効率良くかつ泥臭くおこなうことが不可欠です。東京で受注し開発費を札幌に落とす、地方創生のロールモデルになり得る企業として期待しています。

＊ 2016年1月18日 東京21cクラブにて