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「NPO法人インデペンデンツクラブの発足に向けて」

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特定非営利活動法人インデペンデンツクラブ 会長理事
早稲田大学 商学博士
松田 修一 氏

1943年山口県大島郡大島町(現周防大島町)生まれ。1972年早稲田大学大学院商学研究科博士課程修了。1973年監査法人サンワ事務所(現監査法人トーマツ)入所、パートナー。1986年より早稲田大学に着任し、ビジネススクール教授などを歴任。日本ベンチャー学会会長、早大アントレプレヌール研究会代表世話人も務める。

―はじめに

1997年に松田を総括コーディネータとして、スタートしたベンチャーの事業計画発表会は、エスビーシーベンチャーサポート株式会社(担当:宮本晴夫)が、1997年から2005年までは三優監査法人の、2006年から2011年5月までについては辻・本郷税理士法人各事務局のサポートを得て運営してきましたが、2011年7月の第83回以降から株式会社Kips(旧・株式会社インディペンデンツ、國本行彦社長)が、任意組織として運営を引き継ぎました。今般、任意組織から業務を移管し、2016年1月よりNPO法人として活動するパブリックな組織として運営することになりました。年間40回を超える事業計画発表会を継続できますのも、ひとえに、全国にわたる会員の方々と専門支援の方々にアドバイスを受けたいという起業家の方々のご協力があるからです。心から感謝申し上げます。

―組織運営形態

当クラブの活動は、「全国の個性溢れる起業家を発掘し、一人でも多くの人と一緒に、1社でも多くの公開会社を育てることを理念に、社会に貢献するベンチャー企業の支援育成に関する事業を行い、経済活動の活性化及び科学技術の振興を図ることで広く公益に寄与すること」を目的として設立されました。

2015年10月30日に特定非営利活動法人インデペンデンツクラブの認可(27生都地特第1268号)がおり、11月9日に登記が完了しました。組織運営は、会長理事 松田 修一(早稲田大学 名誉教授)、代表理事 國本 行彦(株式会社Kips 代表取締役)、理事 鮫島 正洋(弁護士法人 内田・鮫島法律事務所 代表弁護士)、同 廣渡 嘉秀(株式会社AGSコンサルティング 代表取締役社長)、同 剣持 忠(株式会社メンバーズ 代表取締役)、同 奥原 主一(日本ベンチャーキャピタル株式会社 代表取締役社長)、監事 秦 信行(國學院大学 教授)、同 杉田 純(三優監査法人 統括代表社員)、同 宮本 晴夫(株式会社Kips 顧問)の体制で行うことになりました。

―多様な支援組織と連携して

現在、事業計画発表会では、日本ベンチャー学会と日本ニュービジネス協議会連合会及び主催各地域の方々の協力を受けながら、基本的に知財に強い内田・鮫島法律事務所及びIPO支援のプロ集団AGSコンサルティングに、毎回コメンテータとして役割をお願いしております。

超成熟&超高齢国家となった課題先進国日本が新たなインキュベーション国家に脱皮し、新技術と新市場を創造するビジネスモデルに挑戦する起業家の方々が、足元の地域創生に貢献しつつIPO等を通してグローバルに活躍することができるように、國本代表理事のKipsのメンバーと共に、「ベンチャー支援エコシステム」の一翼を担うことをここに決意表明し、皆様方のご支援とご協力を賜りますことを、お願い申し上げます。