「「本気の客様第一主義」」
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【新田 信行 略歴】
1956年千葉県生まれ。1981年一橋大学卒業後、第一勧業銀行(現・みずほ銀行)入行。2011年みずほ銀行常務執行役員コンプライアンス統括部長。2013年第一勧業信用組合理事長就任。
【第一勧業信用組合 概要】
設 立:1965年5月10日 出資金:113億5640万円
所在地:東京都新宿区四谷2-13 (TEL 03-3358-0811)
店舗数:都内26ヵ店【22支店 4出張所】 役職員数:357名
【バックナンバー】
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今の金融業界は社会の要請に本当に応えられているのか。これが今の私の問題意識です。メガバンクは大企業向けにはコーポレートバンク機能、高資産家へはプライベートバンク機能などいろいろなサービスを提供している。しかし中小零細企業やアーリーステージ企業向けはどうかと言うとやや寂しい。投信、保険、住宅ローンなどの出来合い商品を売るプロダクトアウト型になりがちです。
では地域金融機関や信用組合の役割は何だろうか。メガバンクにはできないカスタマイズ機能、顧客志向を追求すべきです。しかし現状はどうか。金融機関は倒産確率(PD)にデフォルト時損失率(LGD)を掛け合わせて予想損失(EL)を算出して融資する。だから格付けの低い先、担保力のない先の審査が止まっている。カネ余りなのに中小零細企業やアーリーステージ企業に与信がでない。金融資産1600兆円あるのに日本経済の総資産回転率は低くなっています。
私たちは格付をやめました。工場を見に行け、社長様の話をじっくり聞いてこい、と。リレーションシップバンキングとは、担保保証や格付けではなく、目利き力を伸ばす事で信用供与する事です。監査法人が見てない決算書を分析しても、十分な与信判断は出来ません。「総合コンサルティング部」「事業戦略室」を立ち上げ、財務諸表に頼らずとも融資できる機能を強化しています。さらにデッドだけでは限界があるので、ベンチャーファンドを組成してエクイティ対応も始めます。地域の活性化には若者の創業率を高める必要があります。東京23区内に特化する初めてのファンドです。
私たちの22店舗はすべて東京23区内にある珍しい信用組合です。中小零細企業は後継者もなく廃業に追い込まれており、私たちにも毎日のように相談に来られます。一方で、若者や女性起業家のために「創業支援室」「かんしん未来くらぶ」を設けてその成長を応援しています。インデペンデンツクラブへ入会したのはベンチャー支援の志を同じにする人との連携強化のためです。私たちにはIPOへのこだわりはありません。そこに至る前が私たちの役割です。みんなで力を合わせて若者や女性起業家を育てていきたいと思います。
*2015年11月17日インデペンデンツクラブ×第一勧業信用組合にて