「ネットワーク障害解析ツール 『MIB INFORMER』で新サービス展開」
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株式会社 創業
代表取締役社長 丹後 洋さん
1958年岐阜県高山市生まれ。1981年東京経済大学卒業後、日本鉱業(現・JX日鉱日石エネルギー)入社。1996年当社設立、代表取締役就任。
住所:東京都渋谷区南平台町15-10 MAC渋谷ビル9F
TEL:03-5459-3155 設立:1996年7月25日 資本金:2,000万円
事業内容:クラウド診断サービスの提供
http://www.big-frontiers.co.jp/
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―事業沿革当社は、1996年にネットワークインフラのブロードバンド化に不可欠な光ファイバ通信部品及びモジュールの専門技術商社としてスタートしました。携帯電話の基地局網構築に不可欠な光カプラや分散補償モジュール(DCM)の製法指導を通じて、製品市場開発の支援を行い、光ファイバを使ったブロードバンド通信インフラに関する知見を深めてきました。1999年より放送品質映像伝送のシステムインテグレータ事業を開始し、2004年からはメーカーへの業態転換を図り、HDCODEC内蔵IPVideoGateway“HDx1000e/d”を開発いたしました。
―主要TV局や行政に対する映像伝送装置の納入実績
2000年の沖縄サミットにおける日本初のデジタル中継放送とBSデジタル放送のアップリンクの米国製非圧縮映像伝送装置納入を皮切りに、2004年にはNHKの大リーグ映像中継開始に合せ日米間デジタル映像中継伝送用機器(ドイツ製)を納入し、現在も保守・修繕を行なっています。2009年の新広島球場オープンにあたっては、中国放送と広島ホームテレビにノルウェー製波長多重映像伝送装置を納入し、高コスト中継車を使用せず、既存のダークファイバを活用してイベント会場と放送局の中継室を直接結ぶことを可能にしました。
圧縮系の放送品質映像伝送の分野では、2005年にはテレビ東京とその全国系列局及びフジテレビジョンとその全国系列局に地デジのデータ放送を伝送するTS over IP Gatewayを納入、保守・修繕を継続しています。又、離島の難視聴問題解消のために2007年から沖縄県に海底ケーブル経由での放送番組のIP伝送を提案し、宮古島を中心とする先島諸島及び南北大東島向け放送で採用され、民放3局で構成する沖縄県通信基盤整備協会での運用の保守を任じられることになりました。
―自社製品がオリンピック中継に採用
2006年、HD CODECを内蔵した低遅延のTS over IP Gateway(HD x1000)を開発し、NHKのトリノオリンピックのフィギアスケート競技中継に使用され、荒川静香選手の金メダル獲得シーンを日本に伝えました。これは、放送の歴史の中でオリンピック映像がハイビジョンでIP伝送された初めてのことでした。
又、フジテレビジョンとの共同開発で、デジタル映像素材の屋外中継に使用できる小型超遅延MPEG2エンコーダを2009年に試作開発しました。フジテレビジョン及び全国系列局のプロゴルフ、フィギアスケート、マラソン、音楽番組中継には不可欠のものになっており、2010年バンクーバーオリンピックのフィギアスケート中継にも使用されました。WOWOW、朝日放送、中部日本放送等他局での採用も頂いています。
―MIB INFORMER事業で新サービス展開
2011年6月末、ネットワークの障害解析ツールであるMIB INFORMER(HD i500シリーズ)を新たに開発いたしました。2010年度の国のものづくり助成金で試作開発し、沖電気と日本電気系列のネットワークインテグレータに試販売を実現して、両社のフィードバックを盛り込んだ製品となっております。NHKの南大東島への地デジ伝送実現においては、海底ケーブル経由のATM伝送を提案し、その有効性を実証して貢献しました。
MIB INFORMER事業は、単なる製品販売に留まらず、これらの利用をコアにしたネットワーク診断、コンサルテーション、保守・修繕等の息の長い成長展開を目指しています。
※全文は「THE INDEPENDENTS」2011年10月号 - p30にてご覧いただけます